龍の声

龍の声は、天の声

「ライフピボットとは、②」

2022-09-29 07:54:07 | 日本

 ◎経験によるリアルな自己理解

幸せで楽しい人生を送るためには、なりより自己理解は重要です。
自分の好みや価値観を理解すること、喜びを感じる時の共通点、辛さを感じる時の共通点といった自分の価値観について理解を深めることで、人生の満足度や充実感を高めることができます。また、他人に比べて、苦もなくできることをやるほうが楽しいし、効率がいいですよね。努力は夢中には勝てません。そのためにも自己理解を深めて、自分が他人よりも夢中になれるものが何なのか知る必要があります。

ではどうすれば自己理解が高まるのか。本書では毎日日記を書く事がおすすめしています。なぜ日記かというと、記憶はあてにならないからです。1日に1回、その日の出来事を振り返る時間を作らないと、人はどうしても忘れてしまいます。毎日就寝前などにその日を振り返る時間を取りましょう。そうして自己理解を続けることで、自分が進むべき方向性が見えてきます。
 ここからは、蓄積を効率よく貯めていける具体的な方法について見ていきましょう。

・仕事のマッチングサービスを利用する
・情報を発信し続ける
・イベントに参加・登壇・主催する
・コミュニティに参加・主催する
・ギグワークをする
・ギブワークをする

これら6つのアクションは、3つの蓄積を同時に進められるオススメのアクションです。
仕事のマッチングサービスを利用する、情報を発信し続けるの2つについては、新しい出会いを求めるためのアクション。イベントへの参加・登壇・主催、コミュニティへの参加・主催は、新しい場所を求めるためのアクション。ギグワークをする、ギブワークをするは新しい機会を生むためのアクションになります。
また、奇数番目のアクションは比較的短期的に効果があるのに対して、偶数番目のアクションについては少しずつ効果が出てくるため、ある程度時間をかけて取り組んでいくアクションになります。


 ◎仕事のマッチングサービスを利用する

今はビジネス系のマッチングサービスが充実しています。これを利用することで、会いたいタイプの人とかまったくタイプの違う人とかと出会うことができます。
マッチングサービスを利用することで人脈を作ったり、いろんな人と新たに会うことで自己理解を深めることもできます。サービス例として本書では、メンター募集、バーチャルランチ倶楽部などが挙げられています。


 ◎情報を発信し続ける

SNSなどで発信することで、人脈を広げたり自己理解を深めたりすることができます。ポイントとしては実名で顔出しを行うこと。なぜならその方が、信用や信頼を貯めやすいからです。
発信するテーマや場所を決めることも、重要なポイントになります。発信するテーマについては、相手にとって有益な、自分が得意な分野で役に立つことや面白い内容を発信しましょう。


 ◎イベントに参加・登壇・主催する

イベントやプロジェクトに主体的に関わることで、人脈、スキル、自己理解を蓄積することができます。SNSなどで探せば様々なイベントがあると思うので、興味のあるものは積極的に顔を出してみましょう。


 ◎コミュニティに参加主催する

コミュニティに積極的に参加すれば、スキル・人脈・自己理解が深まります。例えば、オンラインサロンや、定額でいろんな地域に進めるサービスなどがあります。本書では、AddressやHarfなどが例として挙げられています。


 ◎ギグワークをする

ギグワークとは、オンラインで簡単に受けられる単発の仕事のことです。最近だと、UberEATSなどがありますよね。スキマ時間を上手く利用して、プラスで働くといったものが主です。
対して、ココナラ、ストアカ、タイムチケットなどは自分が商品を出したり、自分の時間を得る事ができます。例えば1時間でプログラミング初心者が仕事を受注したり、ノウハウを教えたりといった感じです。

自分のスキルや自分ができることを提供する場所になっており、現代においてはこういう土壌が整っています。スキルを試してみることができること自体に価値があるので、自己理解が深まったり、スキルアップを狙ったりするができます。


 ◎ギブワークをする

これはギブする働き方、報酬をもらわずにタダで働くなどが当たります。例えば、デザインの勉強をしている人が、最初の仕事として友だちのSNSアイコンをタダで描いてあげるといったこともギブワークです。

タダ働きのメリットとしては、スキルが上がりますし、感謝されて人脈が深まります。自分が好きなことを探す手段にもなります。また、打席に立つ回数が圧倒的に増えることもメリットです。お金はもらわないけれど、経験が貯まっていきます。
人には返報性の原理という心理があります。何かしてもらったらを解消したくなるという人間の心理現象で、タダ働きをしているようで実は何かしらお返しが後々返ってくる場合が多いです。

私たちは100年生き、半世紀以上働く時代に突入しようとしており、そんな時代に私たちが進み続けるためには一歩ずつでも着実に踏み出すことができるライフピボットの力が必要だと言います。

将来の見通しが立たないことは問題ではありません。将来の見通しは大体ハズれるので、立てるだけ当てになりません。常にやりたいことに出会える人は少なく、生きていく上でやりたいことが分からないのは当たり前です。3つの蓄積を貯めることで、激動の時代において臨機応変にピボットしながら生きる。これで人生の充実度は格段に上がります。

 

<了>








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