2007年11月25日(日)第31回全国地域リーグ決勝大会 1次ラウンド Bグループ 第3日 13:15キックオフ ニューウェーブ北九州対NECトーキン株式会社サッカー部 広島県総合グランド陸上競技場(広島スタジアム) 観客数:286人 主審:田尻 副審:宮部 内田 4審:原 公式記録
【北九州】GK1水原 DF22市村(10分6水越) 4ドグラス 15永野 24森田 MF8日高 5桑原 18小野 10森本(59分楠) FW9藤吉 26中嶋(87分19古賀) 控え:GK31船津 DF2タチコ
【トーキン】GK30冨江 DF15床井 32小山 4大沢 16沼田(76分28寺内) MF5大橋 13小笠原(81分警告2回で退場) 17森山 19小林 FW9原田 26小倉(80分14勝亦) 控え:GK1主藤 MF18川村 23岩田
前半7分、北九州22市村とトーキン19小林がルーズボールの奪い合いで(共にボールに行って)接触。小林はそれほど痛んだ様子は無かったが、市村が負傷。気持ちで立ち上がり、スプレー等による簡単な治療でプレーに戻るも、やはり痛むようで。10分にて右サイドを6水越に交代する。試合中には1列前の18小野とポジションチェンジしたりと(水越が中盤の方が長かったか。)精力的に動き回る。
大きなチャンスがあったのはトーキン。12分、5大橋の左CKから中央でヘディングであわせる(選手不明)もボールはクロスバーを下から叩いて、ゴールの外へ。ノーゴールの判定で北九州は救われるが、トーキンの急所を突くような渋い試合展開に驚かされる。
トーキンは全体的にDFラインへの裏の取り方が上手く、特に9原田が印象に残った。
北九州も負けじと反撃。20分過ぎには右サイドのオーバーラップから26中嶋→6水越と渡った辺りは鋭かったのだが得点には至らず。
20分過ぎは北九州がボールを持ちながら、トーキンが素早い攻めでカウンター気味、という流れ。
トーキンも2度ほどセットプレイのチャンスがありながら、活かせない。
前半はこのように北九州優位ながら得点まで至らないという感。この停滞感を吹き飛ばすのは一体誰なのだろうか。
後半に入るといきなり47分、北九州18小野のFKでチャンスを迎えるも決まらず。トーキンも粘り強く1点を奪いに行く。もちろん北九州は90分勝ちが必須であるので、こちらも勝ちに行く。この意地のぶつかり合いが試合を面白くする。
58分には北九州18小野の左CK。右でヘッドで落とすも味方に当たったかしてゴールを突き刺すことは出来ず渋い展開に。
しかし、74分北九州CKからのこぼれ玉。最後に押し込んだのは6水越。やっと、やっとの想いで先制点を得たのは北九州。ようやくリードした。
試合終盤、まさに「マルチフジヨシシステム」と言わんばかりに、(多分27楠の投入で9藤吉が一列下がったように見えたので)FW、MF、DFと全てのポジションに9藤吉が顔を出す。チェイシングというか勝利への執念というか、さすがのモノがある。
私個人の話をすると、この終盤戦は13:00キックオフのJ2京都対仙台の経過を見ながらだったので試合はそれほど見ていなかった。あぁ、なんて軟弱な俺。
試合はこのリードを守りきって、北九州が念願の2次ラウンド行きを決めた。
しかし、トーキンの堅いサッカーにも驚かされた。昨日は矢崎を80分以上抑え、今日は北九州を70分以上無失点に抑えたチームである。今後、現状のようなチーム強化を進めればまたこの舞台に来る日はそう遠くないものと思う。
こうして広島の3日間は過ぎていった。
俺の携帯にも「試合終了 京都1-0仙台」という表示がある。でも、俺の気持ちの中には喜んでいた岡山サポーター、北九州サポーターの姿があり、悔しさをコールにかえていた盛岡サポーターが居た。やっぱりスポーツは現場、さもなければ生中継に限る、と再確認したし、当事者の数だけ感想があるんだ、と考えさせられた大会だったかなとも思う。
熊谷での2次ラウンドがどんな様相(4チームでいくつの枠を争うか、が決まっていない、等)で行われるのかわからないが、遠く北の空の下で結果を楽しみにしている。
その時の俺の瞳には、何が映っているだろうか・・・
それぞれの2007秋から冬、勝利を掴め。
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