ryonagaの「通勤準急スタジアム行き2」

サッカー観戦記や旅、写真記。コンサドーレ・コンサドーレユース・エスポラーダ・ノルディーア・レノファを中心に、いろいろと。

2008.12.28(1)全日本女子サッカー選手権 TASAKI対INAC

2008-12-31 23:52:49 | サッカー

2008年12月28日(日)11:00キックオフ 第30回全日本女子サッカー選手権大会 準決勝 TASAKIペルーレFC対INACレオネッサ 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場 天候:晴 観客数:1,235名 主審:馬場佐知子 副審:千葉恵美 和田りつ子 4審:佐藤奈美 MC:山田正 公式記録

Img_6364 【TASAKI】GK1斎田 DF4甲斐 5池田 15下小鶴 7山本 MF18田中(66分12中岡) 17白鳥 10阪口 6佐野 FW9大谷 8大石(66分19坂井) 控え:GK16佐々木 DF3河上 MF20澤田

 

Img_6362 【INAC】GK19海堀 DF4角田 8藤村 5山岸 3ジナ(77分18宮迫) MF16柳井 6那須 11鈴木(69分13川澄) 14米津 FW10原 9プレチーニャ(89分7澤井) 控え:GK1根本 DF2田村

 

着いたのが、開始直前というのも有ってメンバーの確認やらフォーメーションやらでなかなか試合に入り込めない・・・ 気が付いたら14分、INAC9プレチーニャのミドルが決まって0-1と成っていたくらい。

前半は6:4から7:3でINACがペースを握る。TASAKIが自分達で試合を作れていない感があって、ただ単純に「最後の試合になるかも」という悲壮感だけでは応援していられない、何かを感じる。正直、もっとTASAKIって強かったよな、という門外漢の思い出があったりして・・・

前半40分くらいまでは、TASAKIはGK1斎田の好セーブが光っていた。何とかINACの3トップ気味(14米津、10原、9プレチーニャ。原が余り目立って居なかったか?)の攻めを1点に抑えていたのだが、42分のINAC4角田の上がり、ゴールライン際まで右サイドを駆け上がって、クロス気味に中央にボールを上げる。このボールがゴールに吸い込まれ、INACが0-2とリードを広げる。

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このままではTASAKIイレブンの気持ちが切れてしまう・・・ そう感じられた前半ロスタイム、一人の意地がボールに意思を込める。

山本絵美。夏のなでしこオールスターでは白鳥の被り物で、チームの売店を盛り上げていた彼女。プレーはひたむきで熱い。左サイドをドリブルで駆け上がり、ミドルシュート放つ。ボールはINACゴールを襲う。これはINACGK19海堀も止めきれず、1-2とTASAKIが一矢を報いて前半を折り返す。TASAKIはまだ終わっちゃいない、そう感じさせる一撃だ。

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(サポーターの声援ももちろん届いていただろう。)

 

 

しかしサッカーとは時に皮肉で、1試合の中で主役を端役に変化させたり、その逆があったりするものだ。後半、サッカーの神様の気まぐれを受けてしまう。

勝利への望みを繋いでいたTASAKIGK1斎田のちょっとしたミス。

52分、INAC14米津の右からのクロス性のボール。斎田は目測を誤ったか、ゴールを越える長いクロスだと判断。ところが、これがゴール左隅に落ちて1-3とINACが再びリードを拡げる。これで勝負有ったか。

59分のTASAKIのチャンスもINACのDF陣に跳ね返される。

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(TASAKI4甲斐とINAC10原の競り合い。ピンク色のボールにロゼ色のTASAKIのユニフォームが映える・・・)

 

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77分にはINAC14米津のシュートをTASAKIGK1斎田が弾くも、こぼれ玉を拾ったINAC13川澄が決めて1-4。試合を決め、結局1-4でINACが勝利した。

現状の両チームの力を再認識させられる試合であったと同時に、INACの進化を感じる試合だった。TASAKIイレブンは試合に集中できる環境ではなかったのかもしれないし、こういった難しい状況に置かれても、しっかりと試合に望み全力を出し切ったことは非常に素晴らしいことだと思う。また、試合後の3位の表彰では「I ハート(LOVE?)TASAKI」のTシャツで揃えるなど、会社への感謝を表現したのかと感じた。

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(全日本女子は初観戦なんですが、毎年これくらい取材は来てるんですよね。まさかTASAKIのラストだから、ってことは無いですよね?)

 

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(精一杯やったから涙の後には笑顔になれる、だろうか?)

 

 

 

ありがとう、TASAKIペルーレ。


2008.12.27(2)高円宮杯U-15 札幌U-15対新潟U-15

2008-12-31 22:03:20 | コンサドーレ札幌

2008年12月27日(土)13:10キックオフ 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場 高円宮杯第20回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 準決勝 コンサドーレ札幌ユースU-15対アルビレックス新潟ジュニアユース 主審:今村義朗 副審:森本洋司 中野卓 4審:山中正男 MC:中臺由紀夫 観客数:1,772名 公式記録

Img_6341 【札幌】GK16花田 DF2坂本 4松浦 5永井 MF6髙木(55分7中川) 8小山内 10荒野(25分24中原) 14神田 23堀米 FW9近藤 11前 控え:GK21阿波加 DF3和田 12鈴木 25深井 MF26林 

 

Img_6339 【新潟】GK1高橋 DF2山岸 3池田(75分18伊藤) 4若月 6石井 MF5宮内(51分11池田) 7前田 8桑原 9齋藤恭(63分21井上) 14滝澤(69分24加藤) FW10早川 控え:GK20五十嵐 DF15齋藤優 16田村

 

新潟も前の試合の東京同様、しっかり守ってくるチーム。札幌は仕掛けるサッカーを貫くのか、そしてリスクをマネジメントできるのか。

しかし、新潟の得点が早い時間だった、というのが札幌には誤算だっただろうし、新潟には幸運だったのかもしれない。11分に札幌ボールを奪ってのゴールは堅守速攻の見本、とでもいうのか・・・

とにかく新潟は中央が固い。サイドが柔い、ということではなくてしっかり跳ね返す術を知っている、ということか。札幌の仕掛けに対してあまり崩れない、ということ。

割合、走り負け気味だったのはあるにしてももうちょっと工夫して欲しかったかな、とは思う。桐蔭戦のようなサイド突破もあまり無かった気がするし。

24分(ぐらい?)の10荒野くんの負傷は確かに痛かった。ハーフタイムにメインスタンドを通りがかったら、肩の辺りを包帯でぐるぐる巻きにしていた彼の姿を見たときはちょっと目を背けてしまいそうになって・・・

後半投入された、7中川くんには楽しませてもらったし、期待を深めた。先週の2試合はインフルエンザで帯同していなかった、とのことだったので、今後もそのテクニックを見せてもらいたいところ。

0-2にされて、ちょっとパフォーマンスが落ちてしまったかもしれないが、後半ロスタイムに1点を返した意地を嬉しく思います。気持ちとひたむきさが見えるのが、コンサユースの嬉しい伝統だから。

Img_6345 (何はともあれ、全国3位だ。胸を張って、自信を持って次の道へ進もう! 3年生は新しいステージへ。1,2年生はセンパイを超えられるようにまた頑張って! アウェーに来たら、また大勢オトナ達が応援しに来るから、しっかり練習しておいてくれよ。そして、今回はスタッフの皆さんも雪害と闘いながらだったでしょうが、お疲れ様でした。名塚監督・関コーチは元コンサ戦士ですから、思い入れも大です。またよろしくお願いします。)

札幌1-2新潟


2008.12.27(1)高円宮杯U-15 レオーネ山口対FC東京U-15深川

2008-12-31 20:36:36 | サッカー

2008年12月27日(土)11:00キックオフ 国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場 高円宮杯第20回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 準決勝 レオーネ山口対FC東京U-15深川 天候:晴 主審:牧野明久 副審:五十川和也 前田敦 4審:細尾基 MC:杉山揚二 観客数:1,326名 公式記録

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Img_6286 【山口】GK1廣中(79分12佐々木康) DF4中尾 2佐々木順 3河村智 5菊本 MF8原川 9清永 6三宅(63分17堀) 11久村(49分13上江洲) FW10久永 7足立(69分15小松原) 控え:DF19杉村 MF20秋月 FW16河村慎

 

Img_6289 【東京】GK1山下(79分16斉藤正) 4山口 5新谷 22村松 17伊達 MF21野沢(77分15伊東) 8大森(72分9渡辺) 6金田 28二瓶(78分11大丸) FW10橋本(62分18山口) 7中川(72分12山田) 控え:FW29斎藤涼

 

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(レオーネは2ndユニのオレンジ。)

 

山口が比較的自ら仕掛けるサッカーを展開し、東京深川はしっかり守ってカウンター、という図式のこの試合。山口は序盤から仕掛け、7分には中央からワンツーで決定機を迎えるが東京DFに抑えられ得点には至らない。

18分、東京6金田から一旦8大森に渡して、再び6金田へ。6金田はドリブルで山口陣内を中央突破。GKと1対1になってシュート。ボールは山口GK1廣中の手に当たるも、そのままゴールに吸い込まれ東京深川が0-1と先制。

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(しっかり守る東京のゴール。その裏には恒例の控え部員達の応援がある。)

 

前半ロスタイムには東京深川21野沢が山口のDFを交わして、シュート。0-2とリードを広げる。割と山口DFには一発で裏を取られるケースが見られる。もう少し粘り強いディフェンスを徹底した方が良いのかと思う。

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(後半も仕掛けるレオーネ。そのスタイルは潔さすら感じる。)

 

 

後半に入って44分(40分ハーフ)、東京に追加点。8大森のサイドチェンジから28二瓶がドリブルで持ち込んで決め、0-3。

さらに47分にはレオーネ守備陣の集中が切れてしまったか、GKとDFの連携の乱れを突いて東京深川7中川がボールを奪い、0-4とする。これで勝負有ったか。

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レオーネも仕掛けるが、東京の堅い守りを破れず結局完封負け。決勝進出はFC東京U-15深川となった。カウンターを防ぐリスクマネジメント無し(無かったとは思ってないが)では、仕掛けるサッカーも形無し、という事を再認識させられた。

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(全国3位の表彰。Jクラブに混じって、街クラブ最高成績での3位。お疲れ様!)