これが残留争いじゃなければ・・・
キツイ。
俺の個人的な意識を言えば、札幌が勝って当然、と舐めた気持ちで見ていた。
関東プリンスで見た試合もそれほどパッとしない印象だった(FC東京ユースとのリーグ最終戦だからメンバーを落としていたのだろうか?)ので、恐るに足らずと思っていた。関東7位、という数字も災いして。
選手や監督にはもちろんそんな意識は無いだろうが(こういうとき、インタビューできる記者はイイなぁと憧れる。)、まさか負けるとは・・・ 関東地区の底力、見せ付けられたかな。
【札幌】GK1曳地 DF2打矢 15鈴木健 4熊澤 3松本 MF8鶴野 6佐藤 13鈴木巧 5上原 FW23菅原(59分10古田) 18工藤(59分11金子) 控え:GK21松原 DF25葛西 29中山 MF7竹内 FW9玉岡
【前橋育英】GK1石川 DF6笛田 17藤崎 23代田 18木村 MF14米田 10佐藤 20中美 FW7六平 25皆川(HT9森→89分3田中) 13西澤(56分28上星) 控え:GK21牧 MF15野呂 FW11山口 30小牟田
序盤、札幌は前橋に合わせ気味で押しつ押されつの展開。11分、前橋育英の個人技での攻めに押され危うく自陣でファールを犯しそうになるもノーファールで凌ぐ。
ピンチの後にチャンスがある。札幌は12分左SBの3松本が攻め上がってドリブルシュート。これが決まって1-0と札幌先制。
(先制点を決めて喜び合うコンサユース。)
ボールは比較的前橋が持つ展開。しかしチャンスは札幌。19分、2打矢のクロスに18工藤が合わせるが決まらず。22分にも同様に13鈴木巧の抉り、2打矢のクロスから18工藤へ浅いクロスが入るもどちらも点に繋がらない。
32分、前橋育英のチャンスもオフサイドに札幌は救われる。
前半は札幌1-0前橋育英で折り返す。
後半に入って52分、前橋育英のCKはゴールならずも札幌のやや競り負け感がある。
(左SB3松本も果敢に攻め上がった)
(途中出場の11金子もボールをキープするが・・・)
66分、前橋育英のカウンター気味の速攻。13から28と渡って、9森のゴールで1-1の同点に追いつく。
(ゴールを決めた9森を抱き抱え、喜ぶのは10佐藤)
73分には前橋育英のCK。ゴール前中央での混戦の決定機を得るも、惜しくもゴールならず。
(8鶴野も健闘。)
試合を決定付けたのは、87分。前橋育英10佐藤の飛び出しを札幌GK1曳地が手で払ったとしてPKの判定。これを佐藤自ら決めて1-2と前橋が逆転に成功。
前橋はこのまま試合を終えることに成功し、ベスト8行きを決定した。
札幌は二点目を取れなかったことに尽きるか。前半の出来が良かっただけに、もう一度流れを掴み直すことが出来ていれば、という思いに尽きる。
試合が終わって、力を出し尽くして座り込んでしまった3年生にはほろっと感動させられてしまった。ありがとう、コンサユース達。ここでユースチームから引退する選手、Jユースカップに継続して出る選手、それぞれだろうけど、この熱かった戦いを大切に新しい道に進んで欲しい。