ryonagaの「通勤準急スタジアム行き2」

サッカー観戦記や旅、写真記。コンサドーレ・コンサドーレユース・エスポラーダ・ノルディーア・レノファを中心に、いろいろと。

2010.11.22(2)地域決勝 一次ラウンド Aグループ 相模原対YSCC 

2010-11-29 23:37:14 | サッカー

事前の予想では、このカードがAグループの大一番、と予想される方も多かったのかもしれない。実際結果的にグループ1位と2位になった両チームの対戦。
だが、このグループの流れ、そしてYSCC1位、相模原2位、という結果を予測した方は少なかったんではないか。この試合を見る限りは。それくらい、相模原の執念、というか「三度目の正直」への熱い想いは感じられた。

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「三度目の正直」、それは2009年の全国社会人県予選、2010年神奈川県天皇杯予選でのYSCC対相模原戦で相模原が2連敗していることから、今日こそは相模原がYSCCに勝つんだ!という思いを表したフレーズ。YSCCが関東社会人1部、相模原が神奈川県1部、ということで格下と言える相模原サポーターのそんな考えには私は同調できなかった。だが、この試合で分かった。力の程を。伊達に全国社会人大会で3位入賞はしていないな、と。

2010年11月22日(月)13:30キックオフ 第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会 1次ラウンド Aグループ 第二日 S.C.相模原対NPO横浜スポーツ&カルチャークラブ ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 観客数:656名 主審:藤本啓太 副審:日高晴樹 新井裕介 4審:竹中健太 公式記録

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【相模原】GK16佐藤健 DF17金澤 25鷲田 3工藤 13鈴木隼(HT26ジエゴ・カンポス→79分11船越) MF7富井(71分15吉岡) 21鈴木健 8水野 10坂井 FW18齋藤 9森谷 控え:GK22岩田 DF2鎗田 5奥山 6秋葉

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【YSCC】GK1浜村 DF13寺田 28杉山 19服部 22鈴鹿 MF25小澤 30平間 23須原 7中村 FW11辻(71分14伊吹) 控え:GK29森嶋 DF2渡邉 MF6大饗 10石川 17金子 FW31青田 

YSCCはいきなり1分、CKのこぼれ玉を11辻がミドルシュート。ここは相模原GK16佐藤健が好セーブでしのぐ。

ボールを持つのはYSCC。しかし、個の力が強い相模原が虎視眈々とチャンスを狙っている図、だろうか。

しかし、あっさりと相模原が攻める。30分、相手パスをかっさらった相模原8水野から右サイドに一本パスが通る。18斎藤が攻め込んで決め、1-0と相模原が先制。

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畳み掛けるのも、相模原のしたたかさ。即座に31分、再びYSCCのパスを奪った10坂井がクロスを上げて、ゴール前で9森谷が合わせて2-0と突き放す。

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33分、YSCCの反撃。7中村のFKはいい軌道を描くもGKがキャッチ。

前半は相模原が2-0とリードする。

後半に入って相模原はサイドバックの13鈴木隼から26ジエゴ・カンポスに。スピードはそこそこ。軽いドリブルの選手で、長所はそれほど見えない。7富井がサイドバックに下がって4-3-3なのか、それとも位置が変わっているのか。

試合を通してYSCCがポゼッションしながら、決定機は相模原が多い。持たされているのか、攻め込めないのか。しかし、相模原もそれほど良いとは言えない。26ジエゴ・カンポスも不甲斐なさを望月監督に見透かされ、途中出場ながら79分にはベテラン11船越に交代。この退出の際、怒り任せにライン外のボトルを蹴り上げる始末。ベンチを経由せず引き上げようとするジエゴに望月監督は怒りをあらわにし、「ベンチに戻れ」を声を張り上げる。

結果的には93分に相模原15吉岡がカウンター気味に攻め込んで、最後は17金澤に渡して決めさせる。3-0として試合を締める。

結局いなし切った相模原が勝利した。ボール回しやポゼッションは圧倒的にYSCCだったが、それだけではYSCCは何も出来なかったに近い。

二日目を終えて、相模原が勝点5、HOYOが勝点4、YSCCが勝点3、山口が勝点0。

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2010.11.22(1)地域決勝 一次ラウンド Aグループ HOYO対山口

2010-11-28 22:32:17 | レノファ山口

天気予報は雨。しかし、朝方に降った雨は試合時間には小雨から止む気配。気温も上がってそれなりにサッカー日和に。後が無い山口、HOYOも初戦勝ち点1と悔しい結果。崖っぷちから這い上がるのはどっちだ?

2010年11月22日(月)第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会 1次ラウンド Aグループ第2日 ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 HOYO Atletico ELAN対レノファ山口 主審:木川田博信 副審:大友一平 赤坂修 4審:長田望 観客数:242人 

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【HOYO】GK34野寺 DF26長谷川 2田中 3清水 14相良 MF32本田 8中島(80分6堤) 23渡邊(65分7原) 13生口(62分21岩本) FW19古賀 17堀 控え:GK1花水 DF12宮田 FW9ルイス フェルナンド 15鴨川

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【山口】GK34西川 DF9安田 2伊藤 13藤井 15碇野 MF14大野(60分30田中) 17戸高(78分5吉次) 7福原 16田村 FW28鈴木 10中川(HT19佐久間<故障>) 控え:GK20折見 DF6渡辺 MF8柏原 FW4吉田

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(デカダンの位置くらい事前に注意くださいよ>茨城FA。鳥取県協会はちゃんとテープ貼ってましたよ。)

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(確かに審判室が下にあるのか。)

 

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(10中川負傷でHTから19佐久間に交代。ダイナミック佐久間!)

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(78分には17戸高から5吉次ヒナタでかき回しに掛かるが)

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85分にHOYO19古賀に決められ、ついに均衡破れる・・・ 1-0でHOYOがリード。そしてリスク負って攻める様子も薄く、敗退。

確かに、HOYOは縦に速く、CB二枚とも(2田中、3清永)高さがあって強いチーム。しかし、今年のレノファならどうにかなりそうだったのだが。やはり、初戦の悪さ(ひたむきさが売りのチームが走れていない)を少し引きずっている。この負けで来期のJFL昇格は無くなった。

しかし、このチームの誇り、中国地区の代表のメンツに懸けても3連敗で帰るわけにはいかない。

第3戦、山口の気持ちを乗せたプレーが見られることを期待して。

 

 


2010.11.28 JFL 横河武蔵野対栃木ウーヴァ

2010-11-28 18:20:08 | サッカー

秋の日差しの暖かさ。JFLのスタジアムの緩い感じが嬉しい。久々のムサリク。2010年JFL最終節。武蔵野は功労者二人がこの試合をもって引退。立花由貴、村山浩史。31歳での現役引退。自ら引退を選べる事の幸せ。秋空は祝ってくれた。あとは勝利で祝えるか・・・

栃木ウーヴァにも勝ちたい理由がある。現在15位。しかし、下位チームの成績や鳥取の昇格(ほぼ堅いが)如何では入れ替え戦圏に落ちかねない。

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(背番号5立花と9村山の引退に花を添えたい、武蔵野サポーター)

2010年11月28日(日)13:00キックオフ 第12回JFL後期第17節 横河武蔵野FC対栃木ウーヴァFC 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 主審:岡宏道 副審:平間亮 本橋巧 4審:神田明 観客数:1,099人

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【武蔵野】GK31藤吉 DF33滝川 4瀬田(83分5立花) 28金守 2小山 MF25平岩 26岩田(75分9村山) 27林 10高松(75分8桜井) FW7冨岡 11関野 控え:GK1飯塚 DF29伊澤 MF13常盤 22永露

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【栃木ウ】GK22井野 DF24高木 4栗原 3林 7川瀬 MF13前田 28岸田 8石川(86分5中川) 34濱岡 FW25若林(90分10三輪) 11高橋(93分17五十嵐) 控え:GK1和田 DF23田村 33岡田 MF27森田

ウーヴァの清水っぽいチャントが流れるなか、ペースは若干ウーヴァ。目を引くのは11高橋のスピードとドリブル。33試合で13得点。左サイドで中盤34濱岡が縦に入れて、11高橋がスピードで突破する辺りは魅力的だ。

横河も12分左サイドから2小山のクロスから中央で叩きつけるヘディングシュート。GKがキャッチするも、いい形。

23分には横河7冨岡が起点になって、中央でヘディングシュート。これをGK22井野が弾いてCKへ。冨岡とウーヴァ3林のマッチアップ。7cmしか身長差が無いのだが冨岡が大きく見える。

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ウーヴァの4栗原も大きい選手。トータルテンボスの藤田くんのようなアタマ。栗原マジぱねぇっす英明、とでもしておこうか。

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(栗原選手は登録187cmだが、髪型がさらに・・・)

31分、ウーヴァの左サイドから低いクロス。横河GK31藤吉が少しクリアに手こずるシーンも。

39分、横河7冨岡のドリブルをウーヴァ4栗原がPA横で倒してFK。11関野が狙うがGK22井野が弾く。

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43分ウーヴァはロングボールに11高橋がポストで落として、25若林がミドルシュート。背丈から言えば逆だろ!と突っ込みたいところだが、そんなシーンもある。

さらに44分武蔵野のミスパスを拾ったウーヴァ11高橋が1対1のシーンを迎えるも、シュートミス。前半は0-0で折り返す。

後半に入って60分頃がウーヴァの時間帯だったが、決めきれないシーンが続く。

70分前にもウーヴァの攻撃で、武蔵野ゴール前を左へ右へと空中弾が飛び交うが、ゴールに向かわないシーンも。この辺りから武蔵野サポーターから長渕剛の「とんぼ」のチャントが。まさか、5番つながりで清原→立花?なのか・・・?<ここだけ書くと3清原、33立花、6清家辺りの昔のライオンズが出てきそうな字面だw>

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(ウーヴァ34濱岡のFK。未だに濱岡が関東のチームに居る、ってのがしっくりこない・・・)

81分、武蔵野4瀬田のミドルシュートは枠の上。ちょうど右サイドがフリーだったシーン。さらにゴール前混戦で武蔵野33滝川が左足で狙うも決まらず。このシーン、DFに二度ほど凌がれる。武蔵野には痛かった。

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結局試合は0-0のドロー。栃木ウーヴァはこれで残留を決め、一様に安堵の表情。地元局だろうか、取材のカメラにも笑顔が浮かぶ。JFL初年度にしては新加盟中最下位だが、15位で残留。目標の10位は達成出来なかったが来期に希望を繋ぐ。

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一方の武蔵野は勝ち点44の12位止まり。昨年の2位から大きく順位を下げた。準加盟クラブの躍進等もあるだろうが、吉野代表の試合後の言葉にもあったように得点力が落ちた事が大きいのではないだろうか。

最後はムサシノらしく、サポーターと選手で一体の胴上げ、記念撮影。これができる一体感。Jリーグじゃまず見られない光景。柏か武蔵野か、ってくらいかな。

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武蔵野らしさを追い求めていく姿、また来年も見せてもらいたい。

(引退する二人の挨拶、良かったなぁ。人柄が出てて。立花の「僕のサッカー人生、何だったんでしょう!?」は痛快だった。)