前週の島原の帰りの2枚きっぷが余っている(大牟田→博多→門司)訳で、消化してこようか、というのが一つ。JFLのパンフを買ってないな、というのがもう一つ。そんな理由で、今期初の熊本(? シーズンイン前にいったかな・・・)。
2007年4月8日(日) 熊本県総合運動公園陸上競技場(KK-WING)13:00キックオフ 第9回(2007)日本フットボールリーグ 第1ステージ第5節 ロッソ熊本対ジェフリザーブス 天候:くもり 観客数:2,901名 主審:大西弘幸 副審:上園圭司 作本貴典 4審:坂本康浩 MC:松崎正孝
【熊本】GK21小林弘 DF15市村 16矢野 18大瀧 22森川 MF17熊谷(75分27宮崎) 8喜名 33小森田 7松岡(70分28吉井) FW9北川(54分29小林陽) 11高橋 控え:GK1太 DF2佐藤 MF5山口 26山本
【ジェフ】GK21中牧 DF22野澤健 18竹田 4川上 15入江 MF5宇野 6小沼(85分3阿達) 7河野太(76分13木村) 20蓮沼(62分14野澤和) FW23渡邉 10堀川 控え:GK17上野 FW26安川
序盤はジェフの7河野太、22野澤健といった右サイドが果敢に上がって仕掛けた裏を、熊本が使おうとする一進一退。熊本はボランチに8喜名、22小森田で、右に17熊谷、左に7松岡という布陣。熊谷のサイドは若干意外だったが、左右の展開力を見れば納得のもの。ただ、若干15市村が焦ってクロスを入れて逆襲を食らうという場面も見られ、ベテラン喜名らがたしなめる、という場面も。
熊本はあまりサイドが上がらない。上がれないのかどうかは紙一重だが、FW9高橋が割合サイドに開く場面が多く見られるのは一因か。
ジェフで目に付くのは、15入江の労を惜しまない走り。19分には23渡邉との連携で左サイドを突破し逆サイドに展開も惜しくも合わず。また、20蓮沼と23渡邉の連携も小気味よくロッソの右サイドは防戦を強いられる。
26分ジェフは右サイドからの突破で10堀川がシュートを放つも熊本GK21小林弘の好セーブに遭い、得点できず。惜しいチャンスを逃す。
この辺りから、熊本は両サイドMFを(7松岡と17熊谷)入れ替えてジェフのサイド攻撃を封じる手に。
前半はこのままスコアレスで終わる。両チームとも意図が判り易く、このままスコアレスもあるか、と思われるハーフタイム。
後半に入って56分。熊本、右からのクロスに反応した7松岡の進入をジェフの選手が引っ掛けたとして、PKの判定(この判定自体は極めて妥当なもの)。キッカーは11高橋。キックはジェフGK21中牧がキャッチ。しかし、主審はGKが早く動いたとして、やり直しを命じる。もう一度高橋がキックするも、同じようなコースに飛んだボールを再び中牧がキャッチ。熊本チャンスを活かせず。
(1回目)
(2回目)
84分にも熊本はチャンスを迎えるも、相手DFにやや押され気味(ノーファール。)でシュートに至らず。
このままスコアレスか、というロスタイム。ジェフが熊本陣内右サイド深くでスローインのチャンス。ここでロングスロー。この機転の利かせ方が勝負の分かれ目。ボールはゴール前やや左に詰めていた14野澤和に渡って、シュート。これが決まってまさかの0-1。その後のロスタイムを凌ぎきったジェフリザーブスが勝利をモノにした。
(ボールが入って)
(決まった!)
(喜ぶ!)
内容的には0-0の内容。熊本はPKをすんなり得点できていれば、また展開も違ったかもしれないがこれも実力のうち。ジェフは粘り強い守備とカウンターの鋭さが目に付いたが、若干FWの鋭さが足りないようにも映った。