さて、2試合目は秋田県の西目高校と鳥取県の米子北高校。西目は秋田県1部の1位、米子北はプリンス中国1部3位、とやや米子北に分がありそう。出身校を見ても、西目が県内中心なのに対し、米子北は関西や沖縄等多岐に富む。さて、どんな試合に成るか。
2012年12月31日(月)14:10キックオフ 第91回全国高校サッカー選手権大会 1回戦 西目高校対米子北高校 ニッパツ三ツ沢球技場 主審:櫻井大輔 副審:榎本一慶 福島崇 4審:平野大輔 観客数:2,500人 公式記録
【西目】GK1久代 DF2佐藤憂 4夏井 5柳橋 15佐々木勇 MF6阿部 11今井 17高橋遼(HT18佐藤勇) 8川村 FW10高橋悠 9長谷川(56分13斉藤) 控え:GK12佐々木健 DF3太田 16三浦大 19川井 MF7竹内 14山本 FW24三浦俊
【米子北】GK1松浦 DF5竹内 4谷口 3森本 2宇野 MF6勝田(54分11定本) 7竹中 12渡部(65分13神田) 9山口 FW23小川(43分8君垣) 10加藤 控え:GK17渡辺 DF19寺田 20河角 MF16池田 22村岡 FW25崎山
西目はパッと見、昨年の聖和学園を思わせる小さい選手がパスで崩すチーム。
聖和ほど無意味なパスを繋いだりはしないが、連携は上手い感じ。ただ、ボールを奪ったり、守ったりということに弱点がありそう。
一方の米子北は好バランスのチーム。10加藤の体を張ったポストプレー、裏への飛び出しは手強いものがある。163cmの小柄ながら、鋭い攻めが特徴だ。
序盤は両チーム蹴り合いの様相。
11分、試合が動く。米子北23小川がCB2枚を右外から崩してシュート。これで0-1と米子北が先制。
(このセンスはなぁ・・・ 控え選手とか、ポジション別表記とかは結構イイのに・・・)
20分、米子北2宇野のシュートはトーキック気味で難しい回転だったが、西目1久代が好セーブ。
26分、更に米子北。6勝田のシュートからCKへ。ファーで折り返した23小川からのボールを右SBの2宇野が押し込み0-2と米子北が追加点。
西目も黙っては居ない。34分、11今井の左からのFK。これが鋭く変化。米子北DFは誰も触れられず、そのままゴールイン。1-2と追い上げる。
(2人の佐藤ユウヤのうち、キャプテン2佐藤憂弥。もうひとりは18佐藤勇矢。)
(あら、なまはげさん! 「ゴール決めねぇ子はいねがぁ!?」とか?大晦日だものね。)
(佐藤ユウヤ2人揃い踏み!)
後半に入って43分、米子北CKをニアで10加藤が決めて1-3とする。スタンドからはハッピーバースデーのコール。12月30日生まれの加藤、1日遅れのバースディゴールだ。
西目も慌てて追い上げようとするが、米子北のしっかりした展開の前になかなかボールを奪えない。また、米子北10加藤の献身的ポストプレーに阻まれ、攻め込まれてしまう。
終了間際には、米子北7竹中の左CKに、3森本がヘッドで合わせるがシュートはバーを直撃。こぼれ玉を9山口がシュートするが、西目GK1久代がキャッチ。
結局試合は西目1-3米子北で終了。米子北の上手さが目立った試合だった。