ryonagaの「通勤準急スタジアム行き2」

サッカー観戦記や旅、写真記。コンサドーレ・コンサドーレユース・エスポラーダ・ノルディーア・レノファを中心に、いろいろと。

2013.2.17 ちばぎんカップ 柏対千葉

2013-02-22 01:04:38 | サッカー

世界3大カップと呼ばれる、ちばぎんカップを観戦に柏市の日立柏サッカー場へ。3大、というからには、カップが大きいとかなんかあるのか、という事ではないのだが、僕としてはJ2開幕で対戦するジェフ千葉の試合が見たい、というのが一番の要因。先週の明治大との練習試合も快勝している千葉の好調の要因を探れれば、との想いだったが・・・

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第19回ちばぎんカップ 柏レイソル対ジェフ千葉 2013年2月17日(日)13:03キックオフ 日立柏サッカー場 主審:木村博之 副審:数原武志 松井健太郎 4審:竹田和雄 観客数:11,190人 

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【柏】GK21菅野 DF4鈴木 3近藤 5増嶋(HT30山中) MF20茨田 29谷口(60分28栗澤) 27キム チャンス 15ジョルジ ワグネル 10レアンドロ ドミンゲス FW9工藤(60分18田中) 11クレオ(68分14狩野) 控え:GK1桐畑 DF23渡部 MF26太田

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【千葉】GK1岡本 DF20キム ヒョヌン 3竹内 5山口智 19渡邊(85分13山口慶) MF7佐藤勇(82分8伊藤) 10兵働(70分16佐藤健) 11米倉 22ジャイール FW23ナム スンウ(75分9深井) 39谷澤(91分15大岩)控え:GK21大久保 FW18戸島

まず目に付いたのは、柏11クレオ。センターに入ってボールを散らすプレーヤーと見た。千葉の新外国人22ジャイールはちょっと持ち過ぎな感じもあるが、なかなか良いスピードがある。この日は左サイドから39谷澤、23ナムスンウとの3トップ気味の攻めに貢献。

千葉は左サイドが起点。22ジャイール、19渡邊辺りがカギか?
一方の柏は3バックを試す感じだが、右サイドハーフの27キムチャンスが下りて4バック気味になる辺り、裏を狙われているようだ。

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試合が動いたのは18分、千葉22ジャイールが左サイドから中央にふわりと浮いたクロスを入れる。何でもないクロスだったが、中央の11米倉にはマークが付き遅れ、米倉は難なくヘッドで合わせてシュート。これが決まって千葉が先制。0-1とする。

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千葉は割合コンパクトさに欠ける印象。守ってカウンター、ということだろうか。あまり前線とDFが連動していない。ただ、カウンター気味の攻めは速さも相まってなかなか手強い。

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展開としては柏がボールを動かして、千葉はミスを狙ってカウンター気味に。

38分、柏20茨田のスルーパスは少し長いが、良い狙い。
さらに45分にはこぼれ玉を拾った柏10レアンドロ・ドミンゲスがゴールに軽くループシュートを放つもゴール内に居た千葉DFにヘッドでクリアされ、得点ならず。前半は0-1と千葉がリードする。

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後半に入って59分、千葉22ジャイールのシュートは柏GK21菅野が弾いてCKに。ショートコーナーから左足のクロスが入る。このクロスが中央で柏の選手だろうか、体に当たってコースが変わり、千葉11米倉がボレーで押し込む。これで0-2と千葉がリードを広げる。

不思議と千葉が攻勢に出ている感もないが、リードは2点。何となく入ってしまった安い失点で柏が自滅していく。

70分には千葉の左クロスを中央で23ナムスンウがヘッドで決めて、0-3。この試合唯一の見応えあるゴール。

柏は72分に14狩野から18田中でシュートチャンスもシュートは枠の左。

また、左SB30山中の良い崩しもあったがシュートは千葉1岡本に阻まれる。

78分、柏10レアンドロ・ドミンゲスのループシュートも千葉GK1岡本の手の中・・・

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84分にも柏10レアンドロ・ドミンゲスがPA手前で倒され、FKを得るもレアンドロの右足でのキックは枠の左に逸れていく。結局試合は0-3で千葉が勝利。しかし、内容的には評価しにくいものに終わった。

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千葉が自分たちで攻めて崩したシーンは少なく、守備からの速攻に徹した場面がほとんど。相手が攻めてくるチームなら通用するだろうが、バランスの取れたチームにはドローの山を築きかねない。札幌が相手の開幕戦なら、守備的に行く千葉が恐らく嵌めて勝てるだろうが、上位相手には策を弄しないと厳しいのかな、という感想。渡邊、ジャイールの左サイドを抑えて、谷澤のDFラインへの出入りさえ警戒すればどうにかなる感もある。

千葉には去年ほどの強さは無いが、札幌を応援する身には悩ましい試合に映った。千葉はポゼッションはさせてくれるだろうが、その罠に嵌らない様に狡猾に試合を進めたいところ。若手の多い札幌では、相手に乗せられてしまう可能性も高い。高さに弱点を抱えるCBを攻略するのが近道か? どちらにしても悩ましい相手だ。