今日は高校選手権に。正直、フォーマットが限界に来ている感のある、この大会。
テレビの為に大会をやる時代ではない。現地で見れる人が全てではないのは分かるが、余りにもテレビを見る側を考慮しない大会になってしまった。PK戦の途中で中継を打ち切った地方もあったようだが、CSのなんちゃらチャンネルで見ればいいとは余りの暴挙。Jのサポーターはチームやリーグを後押ししたいから、スカパーに入るが、選手権ファンは高校に収入が落ちるかどうか分からないシステムを後押しなぞしない。
そういうことだ。
冬晴れの大晦日、優勝候補の大津に挑むは北海道の雄、旭川実業。昨年は一回戦で徳島市立に内容で上回りながらの敗戦。今年はプレミアリーグで1分け17敗と苦戦して、降格したが、そこで培われた守備と速攻。来期からプレミアに参入する大津に見せ付けることができるか。はたまた
2012年12月31日(月)12:05キックオフ 第91回全国高校サッカー選手権大会 1回戦 旭川実業高校対大津高校 ニッパツ三ツ沢球技場 主審:清水勇人 副審:亀川哲弘 松澤慶和 4審:江口康浩 観客数:3,000人 公式記録
【旭実】GK1永井 DF6高橋 3石井 2遠藤 4和泉 MF5田中 10奈良 8伊藤(62分14赤岡) 16荒木 FW9寺林 11山本 控え:GK17雲母(キラ) DF18松本 19池田 MF15酒井 22橋本 23伊勢 FW20山内 21南
【大津】GK1小川 DF2山下 4毛利 5植田 7村上 MF6児玉 15土肥 8野田 14山本(HT17野口) 10豊川 FW9荒木(72分18上田) 控え:GK16井上 DF3福田 MF11濱本 24葛谷 FW19鍛治田 22中満 25坂元
試合の入りは旭実。2分、PAの半円下でのFK。10奈良が横にずらして、5田中が蹴るも枠の右。
大津が徐々にペースを握るが、それほど力差は無いか。
旭実はボランチの5田中のボール捌きと右サイドの16荒木がカギか。
15分、大津10豊川のシュートから、左CKを得るも決めきれず。
この時間の旭実は遠めの打たされるシュートのみ。
20分には旭実6高橋が大津9荒木のプレッシャーに負けシュートまで持ち込まれ、CKへ。決められない大津。
22分、右サイドから旭実16荒木が持ち込んで、好クロス。だが、中央で合わせる事はできず。
26分大津、15土肥のシュートはギリギリ枠の左。さらに28分大津6児玉のミドルはバー直撃。
この辺り、旭実9寺林の走りでプレスが掛かっているのだが、周りが活かしきれない。
(左サイドからチャンスを作る10豊川)
32分、旭実9寺林が倒されFKも、右足のFKはGKの正面。
38分旭実10奈良がボールを奪われ、大津14山本のミドル。CKに逃れる。
(前半終了間際の旭実5田中のFKはGKキャッチ。惜しいブレ方だった)
大津はチャンスを掴みながら、前半は0-0で折り返す。
後半に入って、大津がトップ下の14山本を17野口に交代。ちょっと攻めが弱まったか。
(45分頃の大津7村上のFK)
51分、大津9荒木のゴール正面のシュートはGK1永井が好キャッチ。
59分旭実8伊藤が左サイドを突破し、ゴールライン近くから直角に攻め込むもシュートは決まらず。
(大津5植田186cmと旭実9寺林172cmの競り合い)
66分には大津10豊川のシュート、GK永井がこぼすもDFのカバーで事無きを得る。
70分近くまで大津ペースで進むが、決めきれない。
終盤にはDF5植田を前線に上げてのパワープレーに出た大津だが、決められない。
結局80分は0-0で終了。PK戦に入る。
PK戦。先攻は大津。5植田が左に豪快に決め、0-1。旭実6高橋が蹴って左ポスト際セーブ。しかし、GK1小川の動き出しが早いとして、やり直し。再び左に蹴って決め1-1。
2人目大津2山下は左ポストに当て1-1のまま。旭実11山本は枠の左に外してしまい1-1。
3人目大津8野田は左に決め1-2。旭実5田中は左足で右ネットに決め2-2。
4人目大津18上田は左足で枠の右に外してしまい、2-2。旭実3石井がゴール右上に決め2-3。
5人目大津10豊川は枠の左に外して勝負あり。両GKは一人もセーブ出来ていないが、勝負は旭実の勝ち。これもサッカー。勝負決して、旭実の勝ち。
注目の大津の5植田だが、あらゆる場面で強いロングボールばかり。工夫が出来ないのか、しなかったのか。繋ぐ攻めには向かない現状。攻撃に繋げるパスをプロで揉まれれば嫌でも身に付けるだろうが、コントロールできるのだろうか。現状ではまだまだ、粗削りか。
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