それきいてどうなの?

2006年05月15日 | お仕事
今日はお仕事。
1つ選考があったので学生さんとお会いしました。
 ※私が選考担当者ではない。

でもさ、いつも不思議なんだけど・・・。
よく学生に質問されること。

「面接はどんな形式ですか?」→書いてあるよね?
   「適性試験って何をするんですか?」→試験内容教えるわけないじゃん。
   「面接で何を聞かれますか?」→しらねーよ、面接官に聞けよ。
   「まだ募集してますか?」→君今セミナーにきてるよね?
   「選考基準はなんですか?」→言えるわけねーじゃん。

・・・あのさぁ、もうちょっと建設的なことを聞こうよ

不安なのはわかるよ。
内定欲しいよね、何があるかわかんなかったら心配だよね?
んなこたぁわかってるよ。

でも、じゃあそれ聞いてどうするの?
テストの対策たてるの?
面接であらかじめ聞かれることがわかったら、考えて答え用意して暗記してくるの?
うーん、どうしてそういう思考回路になっちゃうのかな?


就職(転職も同じく)は学校の試験じゃないんだよ。
採用する側は決して、「正しい答え」が欲しいわけじゃない。
そもそも「正しい答え」なんてどこにもない。

もし事前にテストの内容がわかって、100点満点とれたとしよう。
でも、点数がよけりゃ内定できると思ってる?
違うよねぇ。

会社は、「テストが出来る人」が欲しいわけじゃない。
「仕事が出来る人」「力を発揮してくれそうな人」が欲しい。
もっと言えば、「利益を会社にもたらしてくれる人」が欲しいのよ。

仕事であらかじめ答えがわかってる仕事なんてほぼないぞ。
用意したとおりにことが進むばかりが仕事じゃないぞ。

むしろ、想定外のことが発生したとき。
うまく事が運ばないとき。
その人の真価が問われる。

「テストの点がいい人」と「仕事が出来る人」はまた別なんだよ。

失敗するかも知れないけど、この仕事がやりたい!
っていうのが本当は何より大事なんだけど・・・。

彼らはいつ気づくのかなぁ・・・