スポーツクラブの近くの遊歩道の花壇。綺麗に花が咲いていました。
以前このブログで、オペレッタ『天国と地獄』は、ギリシャ神話をパロディ化したものらしいと書きましたが、最近、ギリシャ神話をめくっていたら、出てきました。
ギリシャのテッサリア地方の美しい谷間に、金の竪琴をひいて美しい歌を唄うオルフェウスという男が住んでいたそうです。ユウリデケという妻があって、二人は心から愛し合っていました。ところがある日、蛇に噛まれて死んでしまいます。悲しみに耐えかねたオルフェウスは、死者たちがゆく国へ行って、王様に頼んであの人を返してもらおうと思いました。
門番の化け物のような犬も、死者の国の番人も、オルフェウスが竪琴を弾いて歌を唄うとウットリとして通してくれました。死者の国のハデス王は怒りますが、竪琴を弾くと怒りはおさまり、この無理な願いを聞き入れてくれました。ただし、「あの女が地上に着くまでは、決してふり返ってはならない。」
オルフェウスは、必死に我慢して、ふり返らず地上まで達しました。地上は明るくなってきたのでここ迄来れば大丈夫だろうと我慢できなくふり返ってしまいました。ところが、ユウリデケはまだ、地上まで着いていませんでした。
二人の願いはかなえられず、オルフェウスは悲しみのあまり、その場を動けず死んで行きました。
やがて、オルフェウスは太陽の沈む遠い遠い国でユウリデケと出会って、それからは二度と別れることなく暮らしたそうです。
私の読んだ本ではここまででしたが、ネットで検索してみると、まだおぞましい話の続きが有るようですね。悲しい。ギリシャ神話の神様たちは、人間臭くって悪いのが多くないかい???
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