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Runrun日記

~ わがままを控えて一日全う、ひび楽し ~ 団塊世代の独り言
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孤宿の人

2022年07月29日 | 本と雑誌
 最低気温:25.8℃ 最高気温:34.4℃

 今日は、暑くって休養日? 散歩を中止しました。
 終日、ソファーの上でゴロゴロしていました。

宮部みゆき 著 『孤宿の人』 新潮文庫

 あとがきを読むと、”妖怪”の異名で知られる鳥居耀蔵が失脚し、讃岐丸亀藩に永預となった時のことをモデルにしたフィクションだとありました。この物語では「加賀殿」は雷獣と戦って死に、丸海藩を助けます。実際の鳥居耀蔵は、明治になるまで幽閉されていたようです。

 丸海藩では、妖鬼「加賀殿」を預かる事となって混乱していました。それに乗じた毒殺、お家争い。それを隠そうとする藩の思惑。フェイクニュースやプロバガンダ。事実の隠蔽。正義は有りません。正義を行って真実を明かそうとする事とは、死を意味することです。今の世の中と似ていません?
 こんな小説を書いて、宮部さんはどう結末させるのだろう? ハラハラしながら読んでいました。やっぱり宮部さんは、妖怪ものが得意ですね。美しい丸海の海や空。最後は、涙を禁じえません。

 丸亀には、行ったことないけれど、一度行ってみたいと思いました。

この本のお気に入り度:★★★★☆

散歩道

2022年07月27日 | 散歩道
 最低気温:24.9℃ 最高気温:32.6℃

 今朝は、雨が降りそうだったので、散歩はやめようかと思っていたら、妻が先に散歩に出かけてしまった。仕方ないので追いかけるように散歩。公園に入って3/4周程も歩いた所で妻が後ろから追いついてきた。「二周目?」「そう」短い会話を残して、公園の出口から自宅の方へ向かって行ってしまった。

 妻は、私の歩く様子をスマホで撮っていた。⇒

新鳥人あらわる

2022年07月25日 | 散歩道
 最低気温:25.6℃ 最高気温:35.3℃

 今日は朝から晴れて、暑かった
 こんな日は、少しでも早めに散歩。以前走っていた時にすれ違っていた人と出会いました。この時間だと、この人と会うのだ。会釈され、杖を突いた自分の姿が恥ずかしい(トホホ)

杖突いて 歩く散歩の 恐ろしさ

 二本杖を突いて歩いています。歩く速度は、普通の人の半分以下ですね。車道を横断するのも、右を見て左を見てまた右を見て。車が来ないことを確認してから渡り始めます。気が付くと後ろから車が来ていたり。歩道のない道を歩いていくと、横を猛スピードで車がすり抜けたりして、怖い。

 今は百日紅が奇麗ですね。

 世界陸上も最終日。テレビで楽しみました。世界には程遠くっても、女子100mハードルで福部選手が日本新記録。男子の4×400mリレーは4位に食い込み、素晴らしかった。最終種目の棒高跳びは、スウェーデンの選手が、自身が持つ世界記録を上回る6m21を飛んで見せた! 感動しました。

駄作

2022年07月21日 | 散歩道
のち 最低気温:23.9℃ 最高気温:33.3℃

雨やんで 窓を明ければ 蝉しぐれ
蝉しぐれ テレビの声も 聞こえません
競技者は 勝っても負けても 悔いはなし

 世界陸上が始まっていますね。全力を尽くす選手たちの姿・笑顔が印象的です。

オレゴンで 競う姿は 輝けり

 ここ数日、よく雨が降りました。昨日は晴れたので久しぶりに散歩。四日ほど散歩しなかった。散歩も間が開くと、左足の踊りが酷くなります。怖いですねえ~。今朝は、朝から通院日。また、歩けず(トホホ)

 世界陸上には、コロナの感染で出場できなくなった選手が、多く出ましたね。折角頑張って出場権を得たのに残念です。テレビで見ていると、競技場の観客は、ほとんどノーマスクですね。アメリカでは、もうコロナ禍は、終わった?

 この地方でも、コロナ感染者数が爆発的に増えています。今日の病院でも、かって程、対策は厳重ではありません。こんなで大丈夫なのだろうか?

最近読んだ本ー物語 フィンランドの歴史

2022年07月17日 | 本と雑誌
のち  最低気温:22.5℃ 最高気温:32℃(予報)

 雨が降ったりやんだりで、昨日・今日と、朝の散歩が出来ていません。体調不調です。先日の散歩道。公園では、公園の器具を使ってストレッチする女性を見かけました。

◇◇◇◇◇◇

 スウェーデンとフィンランドが、NATOへ加盟申請したと聞いて、読んでみたいと思いました。日本の歴史もよくわからないのに、北欧の国の歴史なんぞ・・・(トホホ)

石野裕子 著 『物語 フィンランドの歴史 北欧先進国「バルト海の乙女」の800年』 中央公論新刊

 民族の大移動時代にフィン族がここに移り住んだのが始まりかと思っていましたが、そうでもないらしい。この国にも石器時代があったし縄文時代があった? スウェーデンによるフンランドへの植民は8世紀半ばに始まったと書いてありました。

 12世紀にはキリスト教を信じない異教徒の国を制圧する十字軍遠征が行われ、それをスウェーデンが担った。それによりスウェーデンによるフンランド支配が600年に渡って続いたそうです。スウェーデンによる治世は、いたって民主的だったらしい。公用語はスウェーデン語を用い、農民はフンランド語を使っていた。

 ナポレオンがやってきて状況が変わります。1808年からのロシアとスウェーデンとの戦争で、フィンランドはロシアに割譲されます。ロシアのフィンランド支配は、最初は緩やかだったが、次第にフィンランドの自治を認めなくなっていきます。

 19世紀にフィンランドでは、民族意識が芽生え、成長していったのでしょう。伝承を編纂した「カレワラ」は、芸術・音楽に大きな影響を与えた。スウェーデン語を母語としていた貴族たちもフンランド語を使うようになり、1917年のロシア革命を契機とした独立へと向かいます。

 独立宣言をしたものの、「持てるもの」白衛隊と「持たざる者」赤衛隊の間で内戦が起きます。赤衛隊にはロシア、白衛隊にはドイツ、スウェーデンが援助に回る。結果として、白衛隊が勝利をおさめます。独立後は、共和制の国家となります。

 第二次世界大戦の間際、ソ連はフィンランドをドイツに対する盾にしようと、フィンランド国内の割譲や租借を要求します。フィンランドが拒否すると、攻め込んできます。冬戦争そして継続戦争と呼ばれる戦争をソ連と行った。しかし、ドイツに援助を頼んだところから、大戦終結後、敗戦国となり責任を問われます。かろうじて独立は守るが、その後、ソ連による内政干渉が続き、政治的に難しい時期が続いたようです。しかし、中立国を守り、北欧の日本と言われる程の速さで経済の復興を果たします。東西の大国に挟まれながら北欧の先進国と言われる迄に成長したのは素晴らしい。

 この本では、フィンランドの政治家の、細々とした政治経済への対応が書かれていました。私には理解できません。ここにきて、NATOへの加盟申請です。東西の狭間にある国の舵取りは難しそうです。 

この本のお気に入り度:★★★★☆