時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

大人のための夜の観察会~葛西臨海水族園

2014年09月16日 22時56分15秒 | お出かけ
葛西臨海水族園で「大人のための夜の観察会」なる催しがある、ということで応募してみたところ、みごと当選!
先日(9/13)、行ってきました。



集合は17時15分。17時過ぎに集合場所に行くと既に十数人が並んでいて、受付が始まってました。
受付を済ませると、ポキっと折ると光る棒=腕に巻き着ける夜光の細い棒=ケミカルライト(サイリュームなどとも呼ばれるヤツ)を手渡されました。
まずは、講義室での今回の観察会の説明を。そして今回の観察会で解説をしてくれる飼育係の方々やボランティアの方々の紹介がありました。
そして、今回の観察会、応募人数は、この日の13日と翌日14日の各回40名だったのですが、倍率10倍だったそうです。

さて、この観察会は水族園内を自由に見学するのではなく、決められた範囲内で決められた時間内に移動する、文字通りの『観察会』。
ちゃんとスケジュールが組まれています。

~スケジュール~
17:30 開会
18:00 昼の「東京の海」&「なぎさの生物」
   昼の「ペンギンの生態」
18:25 昼の「世界の海」
18:45 「カリブ海」水槽で夜を向かえる…(コレは迎える?)
19:00 夜の「世界の海」
20:00 閉会

水槽内では消灯で「夜」となるのですが、この時間が18:45。本当の日没で夜になるわけではなく、水槽内を照らす照明のオン/オフで人工的に夜と昼間とが設定されているのですね。
なので、その消灯時間の前後=人工的日没の前後でのサカナ達の様子が観察できるわけです。
この観察を行おう、というのが今回の"夜の観察会"、ということです。


水槽内はまだ昼間。明るい中を色鮮やかなサカナが泳いでます。つまり"昼間のサカナの観察"。




水槽を観察したり、屋外のペンギンを観察したり、渚の生物エリアで観察したり、ちょっと短い時間でしたが、解説を受けながらの観察はどれも興味深い。
しかも解説内容は、オ・ト・ナ 向け。

そして、「カリブ海」の水槽で日没=消灯を迎えます。


日が沈む、という時間帯は魚達の繁殖行動の時間帯だそうです。知りませんでした…。
しかし、その時間帯には水中にタマゴがたくさん浮遊するということを知っている他の魚達がいて、それを狙って食事の時間帯にもなっている、という、なんとも弱肉強食な世界…。
消灯の直前には、魚たちはその時間を知っていて、水槽内の身を隠せる石の影や間、サンゴの隙間に移動してしまいます。
そして、照明が消える=日没となると、水槽内は真っ暗。もちろんカメラ撮影は厳禁。フラッシュ等ダメですからね。

次の観察は、葛西臨海水族園で有名なマグロの大水槽へ。
マグロ達は泳ぎながら寝るとか。
そういえば、事前の説明にもありましたが、魚にはまぶたが無いものが多いので、寝ているかどうかが判別しにくいとか。
物陰でじーっと動いていない状態を「寝てる」と。

日没後にペンギンたちは水中から陸上へあがり、雄雌ペアで寄り添い、ボーっと就寝前を過ごしているようでした。
ここでもちょっとオトナな話の紹介がありました。

その後、真っ暗な園内を移動して、真っ暗になった水槽内を、貸し出されたペンライトで観察。
もう水槽内は元気に泳ぐ魚はいません。が、真っ暗になって動き始めるイセエビやその他の魚たちもいるのですね。
ヒカリキンメダイという魚は、ピカピカと光る発光器を持っていて、真っ暗内水槽内を泳いでいるのは幻想的でした。

最後に講義室へ戻り、質疑応答&アンケート記入。

およそ3時間、終わる時間が予定よりも遅くなってしまいました。
じっくりと観察はできませんでしたが、普段は観ることの出来ない消灯(日没)時や真っ暗な夜の水族園の魚たちを観ることが出来ました。
時間制限や観察範囲は予め決められていますが、なかなか興味深いお得な観察会を無料で体験できました。




さてさて、今回の水族園での撮影、水槽内を撮るのはどんな設定が良いのかな、と、行く前にちょこっと予習してカメラの設定をして行ったのですが、なかなか難しい…。
とりあえず写っているなぁ、という水槽内の写真4枚を上に並べたのですが、どれもコンデジ=Finepix F800EXRのもの。ほぼカメラ任せの設定。
予め設定したミラーレス一眼=OLYMPUS E-PM1 + 14-42mm IIRも持って行ったのですが、ちっとも綺麗に撮れてない…。
ちょっと忙しない移動の最中での撮影では、設定を見直しながら、ということができなかったこともありますが、う~む…コンデジの勝ち。
ま、撮影会ではないですし、時間も限られていたのでしょうがないですね。

コメント
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