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先週の25日(木)は第1753回 NHK交響楽団定期公演 Bプログラムを聴きにサントリーホールへ。
この日の演目は、
・デュビュニョン:2台のピアノと2つのオーケストラのための協奏曲「バトルフィールド」作品54
~アンコール曲~
・ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
<休憩>
・ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
指揮:セミョーン・ビシュコフ
ピアノ:カティア&マリエル・ラベック
日本初演という1曲目の「バトルフィールド」。
初期ルネサンスの画家パオロ・ウッチェロが描いた「サン・ロマーノの戦い」からインスピレーションを得たという楽曲。
向かい合う2台のピアノと2編成のオーケストラがステージ上に。
"音"で戦うわけですね。
両端にコントラバスがいたり、エレクトリック・ベースがいたり、バンダが左右にいたり、そして真っ黒な服装のラベック姉妹。なかなか楽しい楽曲でした。
絵から湧いてきて創り出された音楽を聴いて、その絵を観る、と。ストーリー感というのでしょうか、そういう感じを受けました。
しかし、座席がステージに向かって左側のせいか、奏でられているものがなんだか平坦な感じを受けてしまったのが残念。
きっと座席が中央であれば、左右に配置された2つのオケ群と2つのピアノが攻防しているような"音"の世界を耳から受け取れたのかもしれません。
で、結局、煮え切らないバトルで終えられてしまったような…。
でも、電気を使わない楽器群の中にアンプとともにベースが居るというのは面白かったです。奇妙な存在感。
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「サン・ロマーノの戦い」
アンコール曲は、ピアノ2台のラプソディ・イン・ブルー。
いいですね~、2台ピアノのこの曲。
1曲目の"音"の中に埋もれたしまったような2つのピアノの音だけです。
曲の後半部分でしたが、弾ききった!感を受けたような感じ、でした。
休憩後の「幻想交響曲」。
やや重厚感と、勢いのある感じで、やっぱり新進の楽曲よりもこちらのような曲のほうが良いですね、N響は。
弦も木管も金管も気持ちよく耳に入ってきました。
ビシュコフ氏の指揮は、小気味よさ感があり、かつ、柔らか感があったように思いました。そしてかっこよかったです。
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