ローマ人な休日

イタリア好きなローマ帝国を崇拝するDUCATI乗りの趣味をご紹介!!

DUCATI 998  STMスリッパー・クラッチ装着

2014-04-07 17:46:48 | バイク

さて、

車のメンテナンスもとりあえずひと段落ついたので、

前々からやりたかったDUCATIのクラッチをスリッパー・クラッチ化することに

DUCATI998 MATRIX MODEL

 

パーツは、ヤフオクで半値近い金額で新品が出品されていたため、ポチっと

STMエボルツォーネのクラッチキットです

スプリングではなく、ボールベアリングの移動で過重を逃がすタイプのバックトルク機構です

 

まず、前後のタイヤにスタンドを噛まして車体を固定

フロントのホールダーは、自重でタイヤを挟み込むため安定感抜群ですっ

 

次に、

今装着しているクラッチ・キットを外します

純正のクラッチから、スプリングはアエラ、

プレッシャープレートはファストバイ・フェラッチさんの物へ変更済み

見かけだけは、なんちゃってスリッパー・クラッチ気分だった

プレッシャー・プレートは¥100均で購入したマグネット・ピックアップツールで外しました

 

クラッチのナットは180Nmとゆーかなりのトルクで締め付けられているので、

インパクト・レンチを使用 (ソケットは32mm)

簡単に外せたけれど、人力だけで外すとなるとかなり大変だとおもう・・・

クラッチバスケットが共廻りしてしまうので、アストロのツールで固定

カニ挟みみたいな工具 インパクト・レンチならばバスケット固定の必要もありませんが・・

バスケットを留めているボルトもインパクト・レンチで外しましたっ(13mm)

ネジロック剤で結構ガチガチです

キレイに清掃しますっ

約1万キロの走行でアウターバスケットの打痕はこのくらい・・・ 普通かな?

 

では、

STMのクラッチ・キットパーツを装着

真ん中がナットで、右側が純正ではプレッシャープレート部になるのかな?

左からクラッチ・バスケット類(歯数も48Tになりますっ!)

 

次に、

バックトルク機構の要であるボールベアリング箇所に、

カジリ予防のためにモリブデングリスを塗りたくりますっ

中央ホールそばの六角ボルトを弛めると分解できます

2つのパーツに分かれた間の溝に、ボールベアリングが収まってます

ここは、3000km毎にメンテが必要だとか・・・

 

続いてプレート類を組み込みます

全部で18枚

36.5mm程度の厚みになります

説明書どおりに組み合わせ

 

お次は、

プッシュロッドの末端のベアリングを純正のプレッシャープレートから移植します

作業する前は、キットでポン付けにて簡単にスリッパー化できると考えてましたが、

甘かった・・・・

シルバーのプレートが純正品で、このプレートにはめ込まれていたベアリングを移植

 

外すのは簡単に外せましたが、挿入するのはややコツが要る・・・

いつものボルト、ワッシャー、ナットの3点セットで締め込むやり方でやろうとしたが、

ボルト径が細過ぎて、なかなか水平にならず挿入できないっ

斜めに入れてしまうと厄介なので、

止む無く近所のホームセンターに10mmボルトの3点セットを購入しに行くことに

このスペシャル・ツール?はたったの¥168円なり~

 

径を太くしたスペシャル・ツール?で再トライしたらば一発で成功っ

クラッチレリーズをSTM製に換装していない場合には(=つまり純正クラッチレリーズ)

このベアリング部位にワッシャーを1枚組み込むらしいですが、

そのパーツがキットに付属しておらず、アエラさんのレリーズなので純正じゃないけど、、、

ま、いっか? と、そのままはめ込んだ・・・

 

万が一クラッチ切れ等に支障があれば、

モンスターから外したSTMのレリーズに交換しちゃえばいいかと・・・

 

本日は、

4月にもかかわらず、季節はずれの真冬並み寒気が日本を覆っている

外のガレージ作業にてなかなか体が温まらず、昼飯や休憩(腰がもたない)を入れつつも、

ここまで結構な時間がかかってしまった・・・

ガレージ内作業なので支障はないけど、まぁ~風が強いこと、強いこと

桜も一気に散ってしまいますな・・・・

 

さぁ~て、

あとはプレート類の組み付けを行って、ナットを180Nmのトルクで締め付ければ完了ですっ

締め付けの際には、専用のツールが必要で、これがまためっちゃ高いっ

これがスペシャル・ツール

 

STMのスリッパークラッチの数タイプは、この専用ツールでないとバスケットを固定できない

他の方法だとアルマイト塗装に傷が付いてしまいます

ま、定期的にメンテで使用するとなれば購入も致し方ないか・・・・

ナットの締め付けはSIGNETのTQレンチでしっかり締め付け(締め付けは人力)

 

しかし、

ここでちょっと慌てた・・・

通常の30mmソケットだと肉厚があって、ナットの締め付け部にソケットが入らないのである

ごらんのとおり、ナットの周囲の隙間がきっちきち

上の12角ソケットは入らなかったが、インパクト用の六角ソケットが入ったのでセーフっ

見た目は下の六角ソケットの方が肉厚に見えますが、ソケット径は12角の方が大きい・・

 

案外、同様の作業をした方は、

このナットの締め付けの際に工具がはまらずに苦労している方がみえるかもしれませんね~

意外な落とし穴、と言ってもいいかも・・・(ご注意下さい

専用のツールは持ち手部位が短いので、スチールパイプを噛ませて地面で支えると便利

180NmのTQは、300Nmくらいまで対応のトルクレンチならば人力でも

 

ふぅぅぅ~、

やれやれ、おもいの他時間がかかってしまったが何とか完了

クラッチカバーを装着して、エンジン運転へ

なっちゃってスリッパーから、正真正銘のスリッパークラッチへ

 

むむむ・・・・・

セルまわるけど、ど~やらバッテリー充電が弱く着火せず・・・

数回クランキングはするが・・・

んっ クラッチ部位が擦れてる

おっと、クラッチカバーと少し干渉部分が

よかった、エンジンかからなくて・・・

こんなもんです・・・

結果オーライ

 



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2 コメント

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Unknown (クマっち)
2014-04-17 15:06:17
お久ぶりです(=゜ω゜)ノ

凄いデスね! ココまで自分でやっちゃうんですね!
メカオンチですが、いろんな方のブログを参考に覚えていこうと思っています
返信する
gooブログへ移行しましたっ♪ (マトリックス)
2014-04-17 20:12:32
ここんとこ、車や単車のメンテやカスタムで明け暮れておりますっ!(笑)
わたくしもメカに詳しいわけではないのですが、ネットで同じような紹介を参考になんとかやれてるだけですっ!(汗)
おかげで工具はほとんど揃いましたけど、、、、(笑)

これから単車で走るにはいい季節ですねっ♪
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