夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

ep136 学芸会 シュンタの誘い方

2007-10-29 22:01:19 | 子供の様子から


その日,いつものように,お風呂に入っていると,シュンタがこんなことを言います。



『パパッ,今度,学芸会があるったいね。』



「ああ,知ってるよ。」



『でね,そこで,ぼくね,お笑いをするったい。』



「へぇ~。おもしろいと?」



『うん!僕がね,ボケでね,ボケは僕が考えたとッ。』



「ふうぅん。・・・で,どんなオチなん?」



『うん,けっこうおもしろいよ。でもね,

今言うと,ネタバレになるけん,

本番のお楽しみってことで・・・・・・


けっこういいよ。』




おッ?おろろッ?




あっちゃー,その日,仕事が忙しいけん,休みとらんつもりっちゃんね~。





俺が来るのを期待しとるみたいで・・・。



どうしようかなぁ~。



休み・・・とりにくいっちゃんね~。。。。(-。-)y-~~~~~~





どうしよう・・・・。



・・・と思っていると。。。当日の朝,家を出るシュンタは,



『行ってきまぁ~す!!



あ・・・パパ,今日来るやんか,


その時,手を振ったりせんどってね。

コッチも手を振ったりできんけん。




って,ニコニコで。



あっちゃ~,完全に俺が来ると思ってるなぁ~。



これは,仕方ないな。行くしかないな。



ちなみに,カミサンには,こんなこと一言も言ってないらしい。



これって,俺に期待してるってことやね。

(前回の脱臼からのセットってことで。。。)



これで,行かないっていう選択肢はないでしょう。



三択なら



A:早めに行く。

B:ギリギリに行く。

C:絶対行く。



・・・くらいの選択肢しかないっしょ。



・・・で,結局行きました。



シュンタも喜んでくれたみたい。



コータも大活躍してました。児童会の副会長で,メインの司会をしてましたから。



結論から言うと,見に行ってよかった。



o(^-^)o






ep135 シュンタ脱臼

2007-10-29 21:59:15 | 子供の様子から


その日は,ごくごく普通の日でした。



仕事をしているときって,いつも携帯はバイブにしているんですが,動き回る仕事をしているので,バイブ自体に気がつくことがほとんどなく,携帯がなることもほとんどありませんし。。。



しかし,その日だけは何かが特別だったのでしょう。



夜中,絶対に目が覚めない時間帯のはずなのに,【ハル姉さん】が生まれた日だけ,病院からの電話の前になぜか目が覚めていたように,何か虫が知らせたのかもしれません。





「お父さん,シュンタくんがブランコから落ちてケガをしてしまいまして,断定はできませんが,腕の形の様子から言うと,脱臼か骨折をしていると思います。病院に連れていきますので,よろしければ,病院に来ていただきたいと思います。」



(;゜ Д゜) …?! えッ?



・・・ってことですよ。



仕事の段取りもありますので,すぐに休みはとれません。



カミサンに電話を入れると,駆けつけることは,ほぼ絶望・・・らしい。



心の中で,シュンタごめんな。30分だけ,待ってくれ,そしたら,段取りをして,駆けつけるから・・・。



と,シュンタに心でゴメンしつつ,段取りをしていたのですが・・・。



シュンタが変な形になった腕を抱えて,痛いのを我慢して,凹んでいる顔をしている様子が浮かびまくって・・・。



ええええええいッ!!!!



俺はなんのために仕事してんだ!



家族を食わすためだ!



今から,段取りをほっぽりだしてシュンタんとこに駆けつけるけど,文句があるやつぁ~言いやがれ!俺は行く!!



って,気持ちになって,段取りもすべてほっぽりだして,シュンタのとこに行きました。







やっぱり,シュンタは相当へこんでる顔になってました。



痛いの我慢して,よくがんばってるね。



と,背中や頭をさすってあげました。



結局左腕の脱臼でしたが,誰が見ても明らかに形が変わってました。



シュンタが言うには,『腕が引きちぎれるくらい引っ張られてはめられた』って言ってましたが,ホントにそうなんだろうと思いました。



レントゲンを待っている間に,シュンタに,お世話になった看護婦さんや先生にお礼を言って帰らないかんぞ,って話をしたら,診察と治療が終わった後に,看護婦さんが席をはずしてしまい,先生だけになりましたが,シュンタが,涙目になりながら,(相当痛い目にあってますので)



『今日はいろいろありがとうございました。他の方にも「ありがとうございました」とよろしくお伝えください。』



と,言って先生がビックリした顔をなさってました。



治療とは言え,痛い目に遭ったわけで・・・。それでお礼を言えるのはかなりのレベルの高いワザです。







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子供というのは,
【生命維持への関わりの高い人】を高く評価するという習性(?)があるらしい。



つまり,どう考えても【生命維持】に直接関係のある食事を作ってくれるとか,オッパイをくれる人の評価が高く,犬に追いかけられたときに助けてくれたとか,高いところから降りられなくなったときに助けてくれたとか,そういう人への尊敬というか,【なつき具合】が高いということです。



つまり,オッパイをくれる母親の依存の具合となつき具合が高いのはある意味当然のことです。



っていうことは,仮に奥さんに



「離婚したいの。」



なんて言われた場合,



「パパとママ,どちらについて来る?」



なんて聞くまでもなく,ほとんど母親について行くのは決定ということみたいです。



・・・しかし!今回!!



痛くて不安な思いをしていたシュンタのそばに,付き添っていた私への【シュンタの評価】はけっこう高くなっていたようです。

(あとから,わかったことですが・・・)





難しい話は,アレとして,



シュンタの本当のピンチの時に,付き添ってあげられてよかった。