ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

奄美大島到着

2018年05月10日 21時49分04秒 | ヨット
2018.5.9 / 0500 宮之浦発
 予報に反して雨。風はかなり強めだが、雨が小降りになるのを待って出航した。オーバーナイトで奄美大島の名瀬を目指す。
 昨日までは駆け下りていた雲が、北風に変わったせいか今朝は屋久島の急峻な斜面を立ち昇っている。


名残惜しい屋久島、耳岳付近?


イルカの群れがヨットを幾度も駆け回り、ジャンプし、楽しませてくれた。


 この後、さらに強まった風と波に押されてスピードは出たものの、全くの闇夜、航海灯に照らされる範囲が世界のすべてとなった。3人は朝まで、舵取り・ワッチ・仮眠を30分交替で繰り返した。

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2018.5.10
 過酷すぎる夜がやっと明けたのに、最後の関門なのか拒絶なのか、重く立ち込めた霧を抜けて、
0830 奄美大島名瀬港着。奄美大島は「南国」の国内北限、とは個人的感想です。

 
 雨と汗でグチョグチョになった衣服を着替え、カップ麺で空腹をごまかし昼まで爆睡した。
 午後は元気を振り絞って徒歩上陸し、洗濯物を回している間に営業60年の銭湯で汗を流した。舵取りで凝った脚回りに電磁波風呂のビリビリがなかなか気持ち良かったが、熱いので早々に切り上げた。


 夕食はM氏の大好きなステーキ、オージービーフは安くて旨い。元気な年寄りは肉が好きという通説は正しい。

 就眠、脳がまだ揺れている。