ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

むかわ町へ(S 1000m)

2024年07月20日 17時49分29秒 | 車中泊

 道の駅の隣、昆布温泉の隅っこに碑があったので見てみると、新ひだか町在住の高田屋嘉平の末裔が建立したものだった。嘉平は晩年淡路島に帰ったので、こちらに末裔がいるとは意外だった。

 シャクシャインの名はあちこちで目にするが、よく知らないので「シャクシャイン記念館」に行ったが、工事のため閉館していた。

 「新ひだか町博物館」は図書館と併設で、展示内容はきのう回った各町の資料館とほぼ同じだが、少量ずつ島に分けてワンフロアに置いてある。スッキリしている分、物足りない気もした。

 「庚午事変」の処分で稲田藩士が移住してきたのが静内だったのだ。

 小説や映画では徳島は悪役にされる。

 「道の駅サラブレッドロード新冠」の隣の「レ・コード館」を覗いた。

 レコードを試聴できるコーナーもあったが、聴いてみたいものはなかった。新冠町とレコードにどんな因縁があるのか気になったが、熱烈なレコードファンが立ち上げたものらしい。
 お馬に関しては全く興味がない。

 昼過ぎ「むかわ四季の館」に来た。ひと眠りして、ひと泳ぎして、ひと風呂浴びた。土曜日だからか、去年にもまして車が多い。陽が傾いても減らない。

 


新ひだか町へ

2024年07月19日 18時09分26秒 | 車中泊

 広尾の「シーサイドパーク」に寄った。すっかり忘れていたが、去年遊歩道を歩いたのを思い出した。その頃から寂れていたが、今年はさらに輪をかけていた。

 どうやらここも熊が現れるようだ。遊歩道も閉鎖されていた。お目当てだった「海の館」も予約なしでは入れなかった。

「フンベの滝」。観光ガイドに出ていたので止まってみたが、道路沿いで駐車場もなくとても危ない。

 襟裳岬に向かう。

 今年も襟裳岬は霧の中。

 去年は遅くて入れなかった「風の館」のシアターで「アザラシの棲む岬」を観た。風速25mも体験した。

 資料館巡りをしたが郷土史・動植物・地学・近現代の生活雑貨等、どこも地元住民向けのような気がした。それでいいのだ。
 もちろん私のようなひやかしではなく、様似ではアイヌに関して専門的な質問をする女性もいた。
 
「えりも町郷土資料館ほろいずみ」

「様似郷土館」

「浦川町立郷土博物館・馬事資料館」

 五冠馬のシンザンは浦河生まれだそうだ。 競馬には全く知識がない。

 左が道産子、右がサラブレッド。

 新ひだか町の「みついし昆布温泉蔵三」で日帰り入浴した。40℃の湯に日高昆布が浸けてあった。「注文の多い料理店」を思い出した。アメニティー有り550円。


大樹町へ

2024年07月18日 19時15分10秒 | 車中泊

 きのう赤い橋(厚岸大橋)の下に見えた天文ドームが気になって調べたら「厚岸町海事記念館」で、プラネタリウムもあるようだ。

 車中泊の朝は早い、9時開館なので時間を持て余した。開館を待つ間、駐車場でモーニングとなった。

 いきなり「焼き玉エンジン」があって感激した。

 小さい頃、叔父がもっと大きな焼き玉エンジンを起動するのを見るのが楽しみだった。他にもいろいろ展示がある。


 伊能図とともに、原寸大らしい松浦武四郎の地図(もちろんコピー)が見られた。

 函館で見られなかった高田屋嘉平の資料も少しあって期待以上に面白く、長居をした。

 そろそろ小樽に向けてUターンする時期だが、内陸道路のほうが距離は短いが山越えで、来た道を帰ることになる、海沿いは去年の道を逆行することになる。ここは迷わず海沿いを選んだ。

「釧路町森林公園」



 通り抜けできないなら行き止まりまで行ってみようと、50mほど行くと

 これは! 先日うとろの原生林歩きで見た熊の糞に酷似していた。すぐに引き返した。
 往復6kmだが登りもあり、早歩きしたのでいい運動になった。

「しらぬか恋問」で昼食。道路を挟んで「恋問自然観察公園」がある。3kmほどUターンを要した。

 掃除は綺麗にされていたが誰もおらず、木道は閉ざされていた。

 ミニ釧路湿原を期待したが外れだった。

「コスモール大樹」来た。きょうも180km走ったが、疲れはない。道の駅に併設ともいえるサッポロCOOPがあり、道路向かいにはスーパーフクハラがあるので便利。
 徒歩10分足らずに「大樹公衆浴場」があり、アメニティーはないがサウナはあって300円。やっぱり風呂はええな。
 風呂の後「龍月」で "牛トロ丼" を食べた。

 生の細切り牛肉に卵、薬味、タレ。味噌汁も具がたっぷりで満足した。


厚岸へ

2024年07月17日 19時23分12秒 | 車中泊

 早朝からカモメがうるさい。見上げると展望塔らしきものが見えたので地図検索したら程よい距離だったので歩いて登ることにした。昨日の散策は合わせて3kmほどで、まさに逍遥だったので運動不足気味は変わらない。
「羅臼国後展望塔」、標高167m。草むらに鹿がいて、公園あり、スキー場あり。


 靄っているので眺望は期待していなかった。

 道の駅を出てセコマでサンドイッチとコーヒーを買い、どこかゆっくり食べられる場所はないかと流していたら、またカモメに爆弾投下された。きのうほどではなかったが気分が悪くなった。少し行くと総合運動公園の表示があったので駆け込み、誰もいない駐車場の木陰に斜め駐車して、まず掃除し、ゆっくりモーニングできた。カモメのお陰かも知れない。

「羅臼町郷土資料館」。ここも縄文文化、アイヌ文化の資料が豊富で面白かった。
 この妙な形の土器は何に使われたのだろう。

 分からない時、専門家は「祭祀用だ」と言うらしい。

 野付埼灯台に向かった。見慣れない風景だった。

 ここにも鹿。ゆっくり動けば逃げない。

 波音が聞こえたので、灯台の横を抜けて海へ出た。

 北海道に温水プールが多いのは海水浴ができないからと聞いたが、海はさほど冷たくなかった。

 トドワラのレストラン「のつけ」で味噌ラーメンを食べた。グルメ連中の評価は低いだろうが、私には薄味で良かった。

 野付半島を取って返して「おだいとう」に着いた。ここで泊まるつもりだったが、どうも気が乗らない。何と言っても楽モバが圏外なので、陽もまだ高いし厚岸に向かった。

「厚岸グルメパーク」、ここは去年来た。あまりに人が多くてすぐに出たが、右上の赤い橋は覚えている。

 朝の低山登りと炎天下の野付半島を歩き回って汗をかいたので、風呂を探した。歩いて行ける所に見つかったが定休日だった。それならば、垢は落とせないが汗は流せる温水プールが赤い橋を渡ったところにある、運動不足解消もできるので一石二鳥だ。

「厚岸町温水プール」、330円。私も含めて3人。もう一人の男性もバイクでの旅行者だった。500m泳いで2分ほど休憩し、もう100m泳いだところで休憩時間なので上がるように言われた。汗は流せたので再開を待たずに上がった。

「厚岸グルメパーク」のレストランで夕食。

 きょうは180km移動したが全く運転疲れを感じない。山越えの、くねくねアップダウンがなかったからだろう。


羅臼へ

2024年07月16日 19時37分37秒 | 車中泊

「知床五湖散策ツアー」に申し込んでおいたら、きのう夕方ツアーガイドの人から電話があった。このところ熊が頻繁に出没している、明日の朝調査に入り、危険なようならコースを変更する、ということだった。

 こうしてみるとかわいいのだが。

「知床五湖フィールドハウス」でガイドと合流。やはり五湖をめぐる遊歩道は閉鎖されていた。木道を通って一湖まで行くコースと「知床自然センター」近くの原生林を歩くことになった。
 草がなぎ倒されているのは熊が好物の花の終わった水芭蕉を食べた後らしい。

 木道は木陰がないので暑い。

 一湖。睡蓮は園芸(外来)種なので今年から駆除しているらしい。半分も終わっていないようだ。

 五湖回りたかった。

 知床自然センター駐車場まで車を連ねて移動。しばらく知床公園線を歩き獣道に入った。
 熊の爪痕。この原生林でも今朝親子の熊を目撃したらしい。

 熊が出ないか怖いもの見たさであたりをキョロキョロしているうちに原生林を抜けて海に出た。

 帰りに鹿と遭遇。しばらく見つめ合ったのち走り去った。鹿で良かった。
 
 昼過ぎに解散。

 知床横断道路(国道443号)を通り羅臼へ向かった。知床峠からの羅臼岳。

 途中の無料の露天風呂「熊の湯温泉」で汗を流した。


 火傷するほど熱いとの噂だがそうでもないなと思っていると、地元の漁師らしき人が「今日はぬりい」と言った。よそ者は私だけだった。

「道の駅知床・らうす」に着き、我慢できずにソフトクリームを食べた。ソフトクリームを発明した人に感謝する。
 駅に隣接する「知床食堂」で海鮮ミックスフライ定食を食べ、大満足で帰ったら、車のフロントウィンドウとボンネットに大量の鳥の糞が落ちていた。海沿いの駅とあって絶え間なくカモメが鳴きわめき飛び交っている。不運と諦めるしかない。ソーラーパネルが無事でよかった。雑巾では埒が明かないのですぐ近くのガソリンスタンドでスプレー洗車した。完ぺきではないが許容範囲にはなった。