ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

亀徳(徳之島)

2018年05月15日 21時13分13秒 | ヨット

0500 古仁屋発
 いつもの光景、走りながらだとよく乾きます。
  

 加計呂麻島を右手に大島海峡を進む。立神と呼んでもよさそうな岩があちこちに見える。入江と岬がジグソーパズルのように連続して現れ、海図を見てもどこにいるのか分からない。
 海峡を抜け請島が後ろになる頃には、風も波も無くなった。靄で水平線も曖昧な、青くとろっとした海面を滑って行く。GPSがなければ動けない。

 
1150 亀徳港着
 徳之島で五つ子が生まれた頃には、徳島宛ての荷物が徳之島に誤送されたとか。いまでも徳之島のほうが有名かな。
 離岸堤工事の作業船を着ける岸壁に舫ってしまったが、船長は一夜の泊まりを快諾してくれた。
 港の近くのスーパーは保存食と日用雑貨が専門なので生鮮食品を求めて町に出たが、当てにしていたスーパーマーケットは閉店していた。しばらくうろついても適当な店は見つからなかった。
 
 港の掲示板に、琉球が薩摩に侵略された400年前の騒乱が語られていた。


 カニ籠を仕掛けに来た人が、港の水道を使っても問題ないと言うので、洗髪し身体をぬぐってさっぱりし、ヨットの際にいたハリセンボンを網で掬ってしばらく遊んだ。ちなみに、蟹は月に1回くらいしか獲れないとこぼしていた。

 夕暮れには驚くほど潮が高くなった。浅い港なので干潮が気になる。