Tokyo Diary

~よく食べて飲んで、旅に出ます~

南魚沼の秋の味覚を楽しむ

2008年12月02日 | その他地域
米どころで知られる新潟の南魚沼。
この土地の秋の味覚をいただける「南魚沼の馳走プロジェクト」というイベントに、こちらの大先輩にお誘い頂き、おじゃましました。
南魚沼は、豪雪地帯としても知られますが、雪深く、湿気の多い気候を生かした工夫で、様々な食材が産出されています。

今回は、実際に地元の方々がお料理を作る過程を見せていただけるというところがポイント!
お母さん達に食材の特徴や作り方のポイント等をうかがいつつ、つまみ食いもさせていただきながら、南魚沼の食文化を楽しく学ばせていただきました。

最初におじゃましたのは、「きみざわ農園」さんのコーナー。
きみざわ農園さんは、昔ながらの天日干し米を作られています。天日干しは余分な熱が加わらない分、お米の旨みが逃げないのだとか。
ここでは、おいしいお米の研ぎ方なども教えていただきました。
そして、ご飯に合いそうな「ぜんまいのキンピラ」。
アツアツをお味見させていただきましたが、ぜんまいの食感良く、ピリカラ感もご飯にピッタリです。


ぜんまいの五目ごはんも頂きました。
右下の画像は、「むかご」という山芋の実だそうで、ねっとりした食感が面白く、後を引きます。

 


そして次は、「JAしおざわ」さんのコーナー。
具沢山のけんちん汁は、寒い季節にはうれしい一品。
なめこを始めとして、きのこがたくさん入っています。
具を炒める時に使う「玄米油」もおいしさのポイントなのだそうです。


そして、この「クルマ麩」。
揚げたてをつまませていただきましたが、麩は揚げてもおいしいんですね。
お料理では、もち豚のスライスを巻いて揚げたのを頂きました。
「なます瓜」という野菜を使った「からしナマス」もめずらしいお料理です。
なます瓜は、茹でるとそうめんのように細くほぐれるのだそうです。
ここでも、おいしいご飯「菜飯」や、漬物もいただきました。

   


ビックリしたのが、このエリンギです!
「ジャンポエリンギ」と命名されてういるのだそうですが、とにかく大きくてずっしりと重みもあります。
これをスライスして、チーズをのせて焼いていただきました。
普段食べてるエリンギとは弾力が違い、独特のクセもないんです。
また、画像にはないのですが、エリンギの味噌漬けやキムチが珍しくてすごくおいしかったです。
エリンギは、いろんな食べ方ができる食材だということを改めて実感。
今度スーパーに行ったら、ジャンボエリンギ、探しちゃいそうです。
こちらは、五郎丸食品さんのコーナーでした。

 


打ちたての蕎麦をいただけたのは、「上田の郷」さんのコーナー。
二八そばで、つなぎに「ふのり」が使われているそうです。
新そばの香りと喉越しも心地よく、試食と昼食会と2杯もいただいてしまいました。

ちなみに「上田の郷」は、田植えや稲刈り、蕎麦打ち等が体験できる「いなか体験村」なのだそうです。
かぶと虫採集ツアーなんてのもあります!
都会育ちの子供を連れて行ったら楽しそう・・・って、子供もいないのに妄想してしまいました


 


そして、蕎麦と共に頂いたこの舞茸の天ぷらがおいしかった。
揚げたてに塩をパラパラ振ってパクリ。
舞茸は、天ぷらにすると最高ですね。


 


そして魚沼といえば、やっぱりコシヒカリ。
うおぬま倉友農園」さんのコーナーでは、シンプルなおにぎりでお米本来の味を堪能させていただきました。
おいしいおにぎりは、適度に空気を含んでふんわり握るのもコツだとか。
実演をしていただきながら、炊き立てのおいしい新米を味わいました。
また、パラパラで香ばしい玄米チャーハンと、ご飯に合う「ふきみそ」もこちらでいただきました。


  


最後に回ったこちらでは、塩沢雑煮(のっぺ汁)を頂きました。
これは、南魚沼のお正月の定番なのだそうです。
煮込んだ野菜とお魚のダシが良く出たやさしい味わいです。
左下の画像は「ニジマスの味噌漬」ですが、見た目も味も鮭のようで、ビックリ。
こちらは、「登川(早川)フィッシングパーク」さんのコーナーです。

こんなに食べてお腹いっぱい!!・・と思いながら、甘いものは別バラで・・・。
お餅を小豆の餡で包んだ「おかこ餅」をいただきましたが、お餅がとにかくおいしい!
これも、お米がおいしいからなのでしょうか。


 


お米のおいしいところは、お酒も格別です。
今回は、青木酒造さんからご提供いただいた数種類のお酒をいただきました。


まずは、キリンスムースで喉を潤した後・・・
純米酒「雪譜」をいただきました。ふんわりと柔らかい香りとすっきりとした口当たりのお酒です。
そして、純米吟醸仕込みの貴重な梅酒も味見させていただきました。

 


ズラリ並んだ、南魚沼の郷土料理。
日本には、まだまだおいしいものがたくさんありますね!


お土産にはなんと、コシヒカリの新米と、なんばん味噌をいただいちゃいました!
お米は、二日前に精米したてのピカピカの新米です。


今日は食べ過ぎちゃったので、夜は軽めに・・・と思ってたのに待ちきれずにいただいた新米を炊いちゃいました!
ツヤツヤふっくらとしたご飯は、甘くてホントにおいしかったです。
あわせていただいた「なんばん味噌」は、魚沼地方のご当地野菜「神楽南蛮」という唐辛子の一種を刻んで味噌に漬け込んであります。
これが炊き立てのご飯にピッタリ!最初に紹介した、ぜんまいのキンピラにも、なんばん味噌が使われているのだそうですよ。


 


日本全国の食材を東京でも「お取り寄せ」等で楽しめる便利な時代になりました。
でも、やっぱり地元で頂くのが一番ですよね。
今度は、温泉でも楽しみつつ、ぜひ南魚沼を旅しながら頂いてみたいと思います。

今回、イベントにお誘いいただいたのは、「日本食べある記」のぶれいぶさん。
とっても楽しく、おいしいひと時でした。ありがとうございました。

そして、今回たくさんのお料理を作ってくださった南魚沼の皆様、ごちそうさまでした!


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6 コメント

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滋味たっぷりの山の幸~♪ (つきじろう)
2008-12-02 07:46:15
からしナマスってのが気になるぅ~☆
ムカゴに舞茸、ジャンボエリンギ、南蛮味噌!
んも~、お酒もごはんも「おかわりエンドレス!」で
いただいちゃいそうですね♪
あ、ちなみにワタシは鮭と鱒の違いの話題になったら
エンドレスになりますが(笑)

それにしても大先輩、相変わらず東奔西走で大活躍
なさってますねぇ☆
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★つきじろうさん (romy)
2008-12-03 00:38:56
からしナマスは、すんごい好評でしたよ!
お米やお酒のおいしいところには、おいしい料理が生まれるのですね。

大間マグロの会の翌日でしたが、東京でいろんな地域のおいしいものが食べられるのって、ホント贅沢ですね!
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Unknown (ぶれいぶ)
2008-12-04 03:17:10
さすが、南魚沼のお米はおいしいですね。久しぶりにお米自体のうまさをかみしめました。う~ん、やはり日本人は米ですね。
それにしてもおかずも美味かった。キノコも山菜も煮ものも汁ものも。
南蛮味噌だけでいくらでもご飯にいけそうだし・・・おっと深夜なのに腹が減ってきた。ともあれ、ありがとうございました。またよろしくお願いします!
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★ぶれいぶさん (romy)
2008-12-06 18:05:37
こちらこそ、素敵な会にお誘い頂きありがとうございました!

既に南蛮味噌、ひと瓶食べてしまいました(笑)。
日本中においしいものはいっぱいあるけど、やはり基本は白飯ですよね♪
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美味しかったですね。 (どちび)
2008-12-07 02:03:47
今回はご一緒させていただきありがとうございます。
なんだかromyさんブログをみて、すごく贅沢な食事だったと再認識しています。
美味しかったですね~。。
おいしい旅行をさせていただいた気分です!!
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☆どちびさん (romy)
2008-12-08 00:54:02
先日はご一緒いただきありがとうございました。
ホント、なかなか食べられない贅沢食材を堪能できましたよね!
プチ旅気分で楽しいイベントでした。
またよろしくお願いします☆
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