いま読んでいる本で、興味深い記述部分を見つけました。
1563年備前国(長崎県)に上陸した、
ポルトガルのイエズス会のルイス・フロイスの記録です。
日本に布教のため来日したフロイスです。
ザビエルが来日したのは、14年前の1549年です。
フロイスの想像画 (記念切手)
日本語が話せたフロイスは織田信長・太閤秀吉などの
権力者とたびたび会話しています。
織田信長
織田信長について細かな記述文が残されています。
ーー抜粋文ーー
彼は中くらいの背丈で、華奢な体躯であり、髭は少なく
はなはだ声は快調で、極度に戦を好み、軍事的修練にいそしみ、
名誉心に冨み、正義において厳格であった。
彼は自らに加えられた侮辱に対しては懲罰せずにはおかなかった。
幾つかの事では人情味と慈愛を示した。
彼の睡眠は短く早朝に起床した。貪欲でなく、
はなはだ決断を秘め、戦術にきわめて老練で、
非常に性急であり、激昂はするが、平素はそうでもなかった。
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彼は少しく憂鬱な面影を有し、困難な企てに着手するにあたっては
はなはだ大胆不敵で、万事において人々は彼の言葉に服従した。
(下略)
これらの記述内容については慎重な検討が必要であるが、
日本の同時代資料が記述し得なかった極めて貴重なものであると
評価することができる。
・・・とのことらしいですよ。
知らない事を知るって楽しいです。