里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

“森の石松”の早とちり?

2008年12月21日 | 神 仏

次郎長親分の代参で金刀比羅宮に参拝した“森の石松”。
帰りに江州草津の見請山鎌太郎を訪ねた際、先年死んだ次郎長親分の奥さんへ
の香典として25両を託されたが、清水港近くまで帰って遠州中郡の都鳥吉兵衛を
訪ねたばかりに、そのお金を盗られた上に殺されてしまったのだそうだ。

金刀比羅宮の主祭神・大物主神といえば、航海の神・国や人々の平安を守ってくれ
る神の筈だが、その参拝の帰りに殺されてしまったとは合点がいかない!

何でも、途中の旭社が余りにも荘厳なので本宮と感ちがいし、親分から託された刀
を奉納してすっかり役目を果たしたと勘違いをしたらしい?
或いは、本宮に祀られている大物主神がそれを見て、自分が“しかと”されたと思
って怒り、お仕置きをしたのであろうか?

もしそうなら、もう93段石段を上って本宮を参拝していれば命を落とす事も無か
ったかもしれない?
いずれにしても、せっかちは身を滅ぼす元だ。 精々ゆっくり生きて行くとしよう!