神辺城本丸跡と二の丸跡の間にはアベマキの巨木があった。
福山市の天然記念物に指定されていて、樹高約30m・胸高周囲3mあるという。
このアベマキ、嘗ては樹皮をコルクに用いたり、マキや炭などの燃料として利用し
たが今は全く利用されていない。
神社仏閣や公園にはこのような巨木が多い。 神域や公園の木を切るのを憚って切
らなかった為に一人で陽を浴びて大きく育ったわけだ。
しかし、それが裏目に出ると風雨や雷などの致命的なダメージを一身に受けてしまう。
巨木も巨木のままで居続けるのは難しいという事だ。 自然は厳しい!
話は飛ぶが、昨今のアメリカでは金融や自動車などの大会社の多くが、100年に
一度とかの危機を迎え倒産の瀬戸際にあるという。
産業界の巨木ともいえる企業でもこの体たらくだ。 人間社会も厳しい!
(アベマキ→胸高周囲)
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