お庭に咲く春の茶花をいただきました。古来から茶人は静寂な茶席に来客の気持ちをやわらげる為に花を活けて客を迎えます。季節の花を床にいけます。
花を生け、もののあわれや美しさを愛で会います。
いただいた春の茶花の清楚さに心打たれます。
「一人静」・・・・節のある紫色の茎は直立し先に四枚の葉が対生します。早春に茎葉がまだ伸びきらないうちに1本の葉茎を出し白い小花が穂をなして開きます。ひっそりと咲き人知れずに散りゆくところは静御前のおもかげをしのばせます。
4月から5月にかけて花穂を2~5本白色の細かい花を開くと「二人静」と呼ばれます。薄暗い所であまり目立たずに咲く花ですので悲恋の静御前に因んで偲ぶかのような花名です。
一人静明日は二人で咲くといい(遊香)
「ぜんまい」・・・早春にこぶし状にまいて綿毛をかぶった若葉をだします。渦巻状の若葉をとって食用や保存食にします。
ぜんまいののの字ばかりの寂光土(川端 茅舎)
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