落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

三代目柳家さん助真打昇進襲名披露興行

2015-03-24 00:07:06 | 落語会

3月23日「月」午後5時20分から柳家さん弥改め「三代目柳家さん助真打昇進襲名披露」が鈴本演芸場で行われました。

上野の森にも桜が咲き始め華やかな一日の幕開けです。

この日、鈴本演芸場に駆けつけたさん助師匠のファンの方で会場はほぼ満員です。沢山の方々がさん助師匠の晴れ舞台を楽しみにやってきています。

そして待ちに待った「披露口上」では、赤い毛氈の中央座って緊張で引きしまった顔のさん助師匠がとても新鮮でした。「真打」になる重圧がひしひしと伝わってきます。

また正蔵師匠の「口上」での司会進行は爆笑の渦。緊張感の中にもさん助師匠を真打として迎えることへの温かな愛情が伝わってきます。各師匠がたの温かな愛情のある口上のお祝いの言葉からそれが伝わってきます。

そして今日のクライマックスはさん助師匠のトリでの一席が「こんにゃく問答」です。

口上の時の引きしまった緊張感はもうここにはありません。余裕の?笑顔で登場です。

「待ってました!」と言う沢山の掛け声と大きな拍手で高座に登場します。この感動はきっと一生忘れない事でしょう・・・この会場の温かさを思い出してこれからの長ーい真打の時代を支えてくれる事でしょう。

私は、まくらから「あれっ?何の演目?」と引き込まれてしまいました。第一声の演目は楽しみにしていましたから・・・

そうです。まさかの「こんにゃく問答」です。見事に最後までお客様を引きこんでいます。そして何回も大きな拍手が会場に響きます。

そしてサゲで演者とお客様が何とも言えない緊張感から解放された瞬間にまた大きな拍手が会場に響きます。

この時のさん助師匠の紅潮したいい顔が印象に残ります。

緞帳が下りさん助師匠はふかぶかと頭を下げながら大きな拍手に包まれています。大役を務めた物しか知りえない安堵と満足感に包まれた瞬間だった事でしょう。

本当にお疲れ様でした。そしてこれから国立演芸場まで気が抜けない日々でしょうが新真打として新鮮で素敵な噺を口演してくれる事でしょう!

皆様も是非この目でこの感動を味わってみてください。

☆さん助師匠の次回公演☆

4月1日「水」新宿末廣亭 17時~21時

チケットお問い合わせ:090-1736-7342

 



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