なぜか「中むら」と言う名前に引かれて暖簾をくぐりました。
それにしても檜の板のカウンターだけの8席の小さなお寿司屋さんです。
コロナの影響でテイクアウトでのご商売の日々のようでこんな風にふらっと入店してくれた事に私の顔をじーっと見られてひと言「初めてですね!」と言われてしまいました。誰もいない店内で蜜も気にならずにすみました。
私は板さんのお勧めの「おまかせランチ」をお願いします。
初老の板さんは握りのネタを吟味してくれます。そして青森、小川原湖のご自慢のしじみのお味噌汁を出してくれました。全て美味しかった!
それにしても初めて入ったお店ですが会話が弾む事・・・私は食べるより笑ってばかり・・・
あまり笑いすぎていると
・・・・「笑いで健康増進!」と何度も板さんは私に言います。
そして急に「寄席に行ったことはありますか?」と言うのです。
思わず息をのんでしまいました。そして顔を見合わせてしまいました。
「噺家さんと一緒です!」なんて言えませんでした。
それにしても50年店を切り盛りしていた板さんのお客様裁きにはプロの極意を感じました。
お客様商売とは、相手を和ませ喜ばせる話術が必要だと学びました。