真っ白なカラー(海芋)の花の見事さに圧倒されます
カラーの花言葉・・・「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」
海芋(カラー)の季語・・・ 夏(初)
海芋咲く島に一人のバスガール・・・山田千城
地下鉄の混み合ふ中や海芋抱き・・・七田谷まりうす
真っ白なカラー(海芋)の花の見事さに圧倒されます
カラーの花言葉・・・「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」
海芋(カラー)の季語・・・ 夏(初)
海芋咲く島に一人のバスガール・・・山田千城
地下鉄の混み合ふ中や海芋抱き・・・七田谷まりうす
球根での水栽培のヒヤシンスを見ていたので、ひ弱なイメージがありました。
でもこうして道端に群集して咲いているヒヤシンスを見て印象が変わりました。
小花が集まって咲く姿に何故かたくましさを感じました。
青色のヒヤシンスの花言葉・・・「変わらぬ愛」
ヒヤシンス(風信子 夜香蘭 錦百合)の季語・・・春(晩)
いたづらに葉を結びありヒヤシンス・・・高浜虚子
水にじむごとく夜が来てヒヤシンス・・・岡本眸
ヒヤシンススイスステルススケルトン・・・正木ゆう子
遺失物係の窓のヒヤシンス・・・夏井いつさ
蔓が鉄線のようなのでこの名がついたようです。
垣根に強く巻きついて花火の様に華やかに咲いています。
鉄線の花言葉・・・「甘い束縛」「縛りつける」「高潔」
鉄線(クレマチス)の季語・・・夏(初)
てっせんは花火の花のたぐひかな・・・季吟
てつせんのほか蔓ものを愛さずに・・・安東次男
張りつめて蒼き孤高の鉄線花・・・山崎しげ子
鉄線の花空中に遊び咲く・・・・高木晴子
お隣のお庭のアーチに蔓バラの黄色の花が咲いています。
ミニバラが朝陽に輝いています。
薔薇の季語・・・夏(初)
薔薇の園引き返せねば出口なし・・・津田清子
石段を上り第二の薔薇の園・・・橋本美代子
久女にはなれず薔薇咲き薔薇枕・・・鈴木栄子
蔓ばらの伸びるにまかせ咲くにまかせ・・・三沢久子
薔薇熟れて空は茜の濃かりけり・・・山口誓子
ピンク色がとても可愛らしいガーベラのブーケをプレゼントされました。
お部屋の中が華やいで心いやされます。人の優しさに心満たされます。
ピンクのガーベラの花言葉・・・「熱愛」「崇高美」「童心に帰る」
ガーベラの季語・・・夏(仲)
ガーベラ見んと窓までの歩を抱えられ・・・多田裕計
明日の日や華やぐが如ガーベラ挿す・・・藤田湘子
照り翳るガーベラを愛づ不惑前・・・林翔
ガーベラや鴎外漁史に恋一つ・・・矢島渚男
ピンクの濃い八重桜が満開のピークを過ぎてきています。
春の雨が降るごとに花吹雪が舞い落ちてきます。
八重桜(牡丹桜 楊貴妃桜)の季語・・・春(晩)
奈良七重七堂伽藍八重ざくら・・・芭蕉
春もはや牡丹桜の落花踏む・・・後藤比奈夫
八重桜いろに綿菓子生れけり・・・神原栄二
ブルーの小さな花が花壇に咲いています。
勿忘草を見たのは久しぶりだった事に驚きながら、その爽やかさにしばし足を止めます。
勿忘草(忘れな草)・・・春(晩)
忘れな草の名は中世ドイツの悲しい恋の伝説です。ドナウ川の岸に咲くこの花を若い騎士ドルフは恋人のベルタに贈ろうと川に落ちました。「私を忘れないで」と言って死んだと・・・
忘れな草の花言葉・・・「私を忘れないで」「誠の愛」
勿忘草の季語・・・春(晩)
空白の日記に挟む勿忘草・・・澤田緑生
わが齢勿忘草を濃くしたり・・・小枝秀穂女
摘みとりて勿忘草と云ふはこれ・・・石田梅狂
勿忘草は恋にも死ににけり・・・林翔
蔓状に延びたその先に白い五弁の花が咲いています。
強い香りが爽やかな風に感じます。
ジャスミンの花ことば・・・「愛想の良い」「優美」「官能的」
ジャスミン(素馨の花)の季語・・・「夏」(三)
素馨とは白き香りの白き花・・・後藤夜半
ジャスミンの花のあかりのいずれとも・・・山本歩禅
ひと鉢は茉莉花にしてにおひぬる・・・石塚友二
世田谷の区の花としてあちこちでこの花水木が綺麗に咲いています。
1912年に東京市長が米国へ桜を寄贈して返礼でこの花水木が日本に贈られました。
花水木の花言葉・・・「返礼」「私の想いを受けてください」「永続性」
花水木の季語・・・春(晩)
花水木おぼれぬようにさきにけり・・・阿部完市
曇天にささやきそめし花水木・・・中本森八
紫色の美しい花が咲きます。どことなくしとやかで奥ゆかしさが漂います。
紫蘭の花ことば・・・「変わらぬ愛」「あなたを忘れない」
紫蘭(白及)の季語・・・夏(初)
母の忌や紫蘭細見の明るさに・・・菊岡素子
紫蘭咲き満つ毎年の今日のこと・・・高浜虚子
今年もご近所の藤棚が見事に花を咲かせています。
紫の花が房となって風に優雅に揺れています。
藤の花言葉・・・「優しさ」「決して離れない」「恋に酔う」「歓迎」
藤(藤棚 藤房 山藤 藤波)の季語・・・春(晩)
くたびれて宿かる頃や藤の花・・・芭蕉
月に遠くおぼゆる藤の色香かな・・・蕪村
藤浪に雨かぜの夜の匂ひけり・・・前田普羅
こころにもゆふべのありぬ藤の花・・・森澄雄
藤棚の揺れる長さの違ふ風・・・稲畑汀子
満天星(どうだん)の白い花が風に揺れています。鈴の音が静かに聞こえてきそうです。
可憐な小さな花が沢山付けて咲いています。
満天星の花(満天星つつじ)の季語・・・春(晩)
我に聞こえて満天星の花の鈴・・・・大井戸辿
天に星地に満天星の花咲けり・・・・折井紀衣
双子颪どうだんの鈴音をなさず・・・藤井秀雄
野原に咲いているたんぽぽに白い絮毛が風に揺れながら春の風に乗って飛んでいきます。
たんぽぽの絮(鼓草)の季語・・・春(三)
たんぽぽや芝生をしめる花の鋲・・・素丸
野が白し絮となりたるたんぽぽに・・・山口波津子
蒲公英の絮とびたがる風が来る・・・菖蒲あや
風愉したんぽぽの絮少女の髪・・・草間時彦
夕暮れの池上線の車窓から「花筏」が見えました。
グレーの川面に満開の桜の花びらが緩やかに流れていく様が見えます。ピンク色の花びらが筏のように寄り添いながら緩やかに流れていきます。
夕暮れ時の淋しさを包み込んでくれるような花筏です。
花筏の季語・・・春(晩)
ゆるやかに橋潜りをり花筏・・・石塚友二
夜の河のどこまでも続く花筏・・・藤本草四郎
絵巻物さながら長き花筏・・・吉原一暁
添ひゆくもやがて遅るる花筏・・・雨宮きぬよ