熊菜(youna)の語源

2012年01月25日 | 生物共存農法
この野菜、「熊菜という野菜ですか」?と聞かれたことがあります。
答えは、「non」
私が栽培した野菜に「熊菜」と名前を付けて出荷しています。
ほかに「熊姫」、「熊香」があります。

「熊菜」は、野菜全般の商標としています。
「熊姫」(ゆうひめ)は、イチゴ専用。熊姫様は、ご機嫌麗しくありません。
「熊香」(ゆうか)は、香りの強い野菜。にんにく、バジルなど。

熊菜の語源は、私がFFXのファンで、ユウナという発音が気に入ったからです。
「ナ」が付くから野菜の名前に使えるだろうという簡単な発想です。

熊本で栽培し、熊本を代表する野菜に育つために「ゆう」の漢字は、「熊」を当てました。「な」は、野菜の「菜」で、「熊菜」。
アルファベット表記は、皆様の健康維持を目的に栽培しているので、「yu」の表記は、やめて、「you」にして
「you-na」としました。

生物共存栽培の誕生
減農薬、減化学肥料栽培からスタートしました。
無農薬を実現するためには、微生物の拮抗作用を利用するしかないと考えていました。

有機栽培の本を読み漁りました。県立図書館に蔵書する有機栽培の本は、すべて読んだと思います。
県立図書館の蔵書では足りなくて、他県の図書館からずいぶん借りてもらいましたが、それでも知識としては不十分でした。他国の有機栽培の方法。植物生態学、農業土木、生物生態学、細菌微生物学、細菌培養法、気象環境学、栄養学、医学書と考えられる知識は、ほとんど読みました。

生物の拮抗作用を利用するならば、防除、虫を追い払うことをしない。
すべての生物は、食物連鎖の輪に所属したり、寄生、共生関係になっています。
一つの繋がりが切れるとバランスが崩れ、繋がりが切れなっかったところが異常繁殖します。
細菌の異常繁殖を病気と呼んだり、腐るとも言っています。

その繋がりのバランスは、細菌から人までなのです。バランスを壊すことを環境破壊と呼んでいますが、人は、目に見える破壊だけをきにしています。

共存とは、破壊しないこと。環境の保全も破壊しないこと。

人の健康は、食品の栄養のバランスだけでは、不可能だと思います。

人も生物で、ほかの生物との共存バランスで、存在しています。共存を行っている生物は、目に見えるものだけではありません。

防除は、雨の代わりに動力噴霧器で水をかける。
肥料は、草や野菜の収穫残渣をその場で腐らせて肥料とする。
この結果、野菜は野菜本来の味、その野菜の特性に近づきます。

人の健康の手助けができればと思い「熊菜」栽培をしています。







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ルッコラのご紹介!!

2012年01月13日 | 生物共存農法
ルッコラは、イタリア料理のブームで、知られるようになりました。アメリカでは、ロケットと呼ばれています。日本では、イタリア名のルッコラという呼び方が一般的なようです。まだなじみの少ない野菜です。

         ルッコラ     からし菜    ほうれん草    レタス    キャベツ
栄養成分             (マスタード)
カリウム   ; 480mg、   620     690      200    200   
カルシウム  ; 170mg、   140     49       19     43
マグネシウム ; 46mg、    21      69       8      14
リン     ; 40mg     72      47       22     27
鉄      ; 1,6mg    2,0     2,0      0,3    0,3
亜鉛     ; 0,8mg    0,9     0,7      0,2    0,2
銅      ; 0,07mg   0,08    0,11     0,04   0,02
マンガン   ; 0,69mg   1,02    0,32     0,13   0,15
βカロテン  ; 3600μg   2800    4200     240    49
ビタミンD  ; 0,0      0.0     0,0      0,0    0,0
ビタミンK  ; 210μg    260     270      270    78
ビタミンB₁ ; 0,06mg   0,12    0,11     0,11   0,04
ビタミンB₂ ; 0,17mg   0,27    0,20     0,20   0,03
ナイアシン  ; 0,5mg    1,2     0,6      0,6    0,2
ビタミンB₆  ; 0,11mg   0,25    0,14     0,14   0,11
葉酸     ; 170μg    310     190      73     78
パントテン酸 ; 0,55mg   0,32    0,065    0,20   0,22
ビタミンC  ; 66mg     64      28       5      41


ビタミンを初め、ミネラルも豊富に含んでいて栄養価の高い野菜です。

効用
ルッコラ(アブラナ科の野菜)の辛み成分の「アリルイオチオシアネート」は、虫などに食害されると、酵素の「ミロシナーゼ」が「グルコシノレート」に作用して生成されるものです。
アリルイオチオシアネートにがん抑制作用、抗菌殺菌作用があるといわれています。

収穫するとき引き抜き根をよく見ると、菌根菌の発生や草の繁殖がありません。
ルッコラの根は、土壌を殺菌し、ほかの植物の発芽を抑制します。これは、ルッコラの「アリルイオチオシアネート」などの成分効果です。その効果を十分に発揮できるように栽培するのが生物共存農法栽培です。
辛みもゴマの香りもしっかりしたルッコラが栽培できます。





 
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小かぶ、小松菜、レタス、ルッコラ、その他野菜出荷中!きゅうりの播種

2012年01月05日 | 生物共存農法
10月に播いた野菜の出荷をしています。
結球レタス、リーフレタス、サラダ菜、ほうれん草、ルッコラ、ベビーリーフ、小かぶなど。
完全無農薬なので、使用資材は、10月の種まきの時に使用したもの以外ありません。
10月前後の記事を参照してください。3月下旬まで野菜の出荷をします。
レタスに冬虫夏草が発生しています。出荷中の商品に付いているかもしれません。ご容赦ください。

小かぶのいいものができました。味も良好、煮るととろけるほど軟らかく、煮崩れもしません。おすすめです。お試しください。

ルッコラは、なんと、湯どうし(軽く湯がく)して食べるのがおすすめです。

3月中旬収穫予定のきゅうりの種をまきました。
品種;霜しらず。
播種床土;宮崎焼土と赤土混合、電熱線での加温以上。
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