雨による窒素の循環

2014年03月29日 | 生物共存農法は、自然有機栽培
有機農業で、窒素は、雨で補っていると言うことを聞かれたことがあると思います。
雨でどのくらいの量の窒素が供給され、されるのでしょう。
結論から言いますと、雨1ℓ中の窒素量は、1mg~2mgです。
雨の降り始めは、濃度が高く次第に下がっていきます。
野菜栽培で必要な窒素量はの1000㎡当たりの約10kgです。
雨の窒素量を1ℓ当たり2mgとすると、1000㎡に1mmの雨が降ると、2gの窒素が供給されます。
5000mmの雨が降ると、10kgの窒素を供給することになります。
野菜の栽培期間は、約3か月で、収穫できますが、3か月の間、梅雨の状態が続いても窒素の供給は不足します。
雨での窒素供給は、難しい技術の様です。
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2-1、子供の味覚がおかしい。

2013年04月04日 | 生物共存農法は、自然有機栽培
美味しい味覚と嗜好は、同じ意味合いのように感じますが、全く違う言葉です。
子供の味覚がおかしいではなく、嗜好がおかしいのです。
味覚がおかしいと感じる原因は、子供の嗜好の変化にあります。
なぜ、子供の嗜好が、親と違ってしまうのかというと、嗜好は食体験の記憶だからです。
人は、食の記憶に基づいて食べ物の好き嫌いを判断します。
子供は、生まれたてた当初は、生命維持に必要なものだけ美味しいと判断します。
甘味,うま味と適当な塩分、油脂は、人は生まれつきの嗜好があります。
子供の嗜好がどうして親の嗜好に近くなるのかは、日本人が大切にしてきた食文化や習慣を受け継がせたい。
経験や、祖母からの教えで、健康にいい食材を嗜好品にしたいと言う親の願いからです。
親の嗜好や経験で好ましい嗜好を子供にを覚えさせることは、必ずしも悪いことではありません。
美味しいという感覚は、ほとんどが学習するものだからです。
親の世代の嗜好は、子供が大人になって自然に獲得できるものではありません。
アメリカ人の子供が、大人になっても日本の味は理解できません。
刺身の美味しさも習わなければ生臭いだけです。
健康な食生活を引き継ぐという意味だけでも、子供に親の嗜好を教える意味は十分にあると思います。

嗜好の形成に続く
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キュウリの自根、直播。

2013年03月20日 | 生物共存農法は、自然有機栽培
今年は、キュウリの直播をしてみました。
冬から初春に種をまくとネズミに食べられていたのですが、クボタ一家の頑張りで、直播をしてみました。

キュウリ栽培では、カボチャを台木にして、キュウリを接ぎ木をします。
耐病性の向上、収量のアップの為、ほとんどのキュウリ栽培で、行われています。

生物共存農法を始めたとき、野菜には、種類におおじた、根圏界を作り、野菜にあった根圏微生物が集合してきます。
根は、カボチャで、地上部は、キュウリのハイブリッドでは、根圏界は、どうなるのだろうかと疑問に思い、自根で育苗してみました。
出来たキュウリは、白い粉が付いたキュウリでした。以前のキュウリは、白い粉が付いていたことを思い出しました。
白い粉は、農薬が付いているようで、市場の評価は、低いということを聞いたことがあり、品種改良で白い粉を付かなくしたものだと思っていましたが、接ぎ木が原因だとわかりました。
白い粉は、ブドウでおなじみのブルームで、アンチエイジングの作用があります。

自根のキュウリは、漬物、酢の物、中華で炒めてもカリカリの食感があり、味も違ってきます。
残念なことに自根のキュウリの味がわかる人は、少なくなっています。

生物共存農法の野菜は、腸内細菌の補充を目的としていますので、直播することで、強化してみました。
出荷の時は、お試しあれ!






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