きゅうり定植しました。きゅうりのブルームの耳寄りなお話!

2012年02月17日 | 生物共存農法
冷え込む日が続いていますが、キュウリを定植しました。
収穫時期は、3月中旬を目標にしています。

畝を今回も2度、鍬で耕しました。投入した資材は、ナシ。
定植する2日ほど前に、畝に水をかけておきます。
土の塊の大きいものを水をかけることで壊します。
土壌微生物によって、団粒構造がしっかりしてくると、土の塊は、水をかけると小さく壊れ、表面を覆い、固まり、土壌水分の蒸発を少なくします。気を付けることは、表面の2~3㎜は固まっても、指で押すと簡単に壊れ、その下の土は、柔らかいことです。

2月中旬の冷え込む中、てんとう虫の幼虫がきゅうりの葉に上で活動をまじめています。
幼虫は,以外と頑張り屋さんです。羽のある成虫は、気が向かないとすぐ飛んで行ってしまいます。

鍬で土を耕すことは、土づくりが目的です。
トラクターで耕耘すると、土の団粒構造を破壊し、土壌微生物の生態系を壊してしまいます。
耕すことは、養分を均等に拡散させる効果があり重要なことですが、生物共存農法では、安定した細菌叢を作り、腸内細菌に効果的な影響を与える野菜作りを目標にしています。
トラクターによる土壌の激しい撹拌は、3年に1度くらいにして、鍬で耕すことを選びました。

ブルームについて、
「熊菜のきゅうり」の表面にある白い粉といっても、他のきゅうりには、白い粉のブルームはありません。
以前のきゅうりには、白い粉が付いていたことを覚えている方もいると思います。
農薬や汚れと勘違いされ、生産者も生産性を重視して、いつの間にかブルームレスのきゅうりが主流となりました。
ブルームは、病原菌に感染するのを予防し、同時に鮮度を保つ働きがあります。
主成分は、五環性トリテルペの代表で三大機能性トリテルペンと言われている「オレアノール酸」です。ほかにウルソール酸、ベツリン酸があります。

三大機能性トリテルペンは、抗がん作用、抗炎症作用、抗酸化作用、抗高脂血症などの効果があります。
そのほかに、アンチエイジング効果、メタボリックシンドロームを予防、改善する作用が報告されています。

薬品の「オレアノール酸」は、植物でしか生産されないため、植物が生産したものを抽出しています。
きゅうりは、野菜の中で最も栄養素が少なく、味も薄いと言われていますが、キュウリのブルームには、抗がん作用やアンチエイジング効果があるのです。

野菜には、ビタミンやミネラル以外の栄養素を補給能力があります。
きゅうり(野菜)のあるべきの姿を忘れているのではないでしょうか。


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黒豆の枝豆、播種

2012年02月07日 | 生物共存農法
1月31日火曜日に黒豆播種、品種、丹波。肥料なし。
枝豆として5月の初旬に収穫予定。

播種する畝を鍬で耕す。今回は、2度鍬で耕しました。
一畝に2条の播種。灌水して、黒マルチをかぶせる。
発芽したら黒マルチを取り除く。
播種時期を1/31を1回目として、4月下旬まで順次播種の予定。


耕していたら、土の中から冬虫夏草が出てきました。
冬虫夏草をご存知の方は、少ないと思います。
冬虫夏草エキスは、医薬品、健康食品、スタミナドリンクなどの成分として使用されています。
本来野菜は、自然の中で、冬虫夏草などにまみれて育ちます。
防除を行うと、せっかくの有効なものがなくなってしまいます。
野菜は、ビタミン、ミネラルの補給ですが、本来の目的は、医薬、健康効果が期待できることだと思います。



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