生物共存  『安心な野菜を求めて無農薬、無防除栽培」』

2011年06月24日 | 生物共存農法
 生物共存農法
腸内細菌は、野菜、土壌由来の細菌が多く、腸内細菌の種類は、1000種類以上、100兆個いるそうです。
野菜が腸内細菌の供給源になっています。
野菜の自然な細菌叢(さいきんそう、細菌フローラ)が重要だと考え、化学、有機農薬、その他薬剤未使用の自然栽培をしています。
野菜と昆虫,細菌を共存させ、野菜の免疫、防御機能を高め、自然な野菜の細菌フローラを作り、人の健康維持に役立つ野菜作りを目的にしたのが生物共存農法です。
野菜の免疫機能、防御機能は、香り、食感、味に現れます。
例えば、昆虫の食害を受けると、食べた虫の天敵を集めるホルモンを出しますが、殺虫剤、忌避剤を使用しているとホルモンを出さないのです。
細菌は、もっと重要な働きをします。有名なものでは、菌根菌(ミコザリア)です。根の表面には外生菌根菌、細胞内に侵入する内生菌根菌があり、外生菌根菌(きんこんきんよりきんねきんがいいな)根の老廃物を分解したり、土壌養分を分解し、根に供給しています。内生菌根菌は、根から植物体に侵入し、養分を与えたり、分解され養分になったりします。中でも重要なのは,ほか細菌が侵入しないように侵入阻害酵素を作ることです。これが植物の表面でも行われています。殺菌、殺虫剤を利用すると植物本来の機能を壊してしまいます。これが薬剤、化学肥料を使用しない理由です。

人の細菌叢では、腸内細菌叢(腸内フローラ)が重要です。
腸内フローラは、食事ストレスなどで変化し、バランスが壊れたとき、人の恒常性(健康)に障害が出ます。腸内細菌の補充は、重要です。
食物繊維の分解は、人には出来ないとされていますが、腸内細菌は分解するのです。しかし、その細菌が少なくなつています。リグニン、セルローズの分解菌には、野菜の病原菌もいて、殺菌剤で、少なくなっています。
食物繊維の分解菌を活発化させるために、たい肥の使用を中止し、刈り草をたい肥化しないで、使用することのしました。
野菜は、栄養素と細菌フローラが重要なのです。
簡単に言いますと、人の健康に貢献できる野菜作りが生物共存農法です。
コメント (1)
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