野菜を食べよう! 野菜は、必要?

2011年12月10日 | 生物共存農法
食事に野菜は、必要ですか?と聞くとほとんどの人は、必要だと答えるでしょう。
必要な理由を聞くと、
健康(身体)にいい。
ビタミンが取れる。
ミネラルとれる。
食物繊維が取れる。
食事の彩。

ビタミン、ミネラルをマルチビタミンで補給し、食物繊維は、栄養補助食品で補う、昨今の食事では、野菜の必要性は、食卓に彩りを付ける添え物以上の地位は、与えていないようです。

野菜は、不要ですか?

野菜の食物繊維を考えてみましょう。
人は、デンプン、グリコーゲン以外の多くの多糖類の食物を消化できません。
食物繊維は、人の消化酵素で消化されない食物に含まれている難消化成分の総称で、その多くは、植物、藻類、菌類性食物の細胞壁を構成する成分です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。近頃、有用性がわっかてきたので、食事摂取基準では、栄養素の1つとされています。
食物繊維は、時間を経て大腸内で腸内細菌の嫌気発酵による酵素分解で栄養として吸収されることが特徴で、大腸は、食物繊維を分解吸収することが重要な機能になっています。食物繊維の不足は、大腸の機能不全につながり、大腸疾患の原因と言われています。

2003年、世界保健機構(WHO)と国連食糧農業機関(FAOによる「食事、栄養と生活習慣病の予防」では、肥満、2型糖尿病、心臓病のリスクを下げると報告し、野菜や果物、玄米のような全粒穀物からの摂取が望ましいと言っています。

食物繊維は、成人男性で1日当たり19g以上、女性で17g以上の摂取がいいと言われていますが、重要なことは、大腸まで未消化で届き、腸の動きを活発にし、嫌気性菌で発酵分解されることです。
腸内細菌は、80%以上が分離、培養することが出来ません。これまでは、培養出来ない菌は、存在しないものとされてきましたが、遺伝子の分析で、存在が確認されてきています。
また、すべての菌が腸内に常在していません。食事とともに入り、排便で排出されています。

その為、食物繊維は、野菜、果物でとることが必要で、その野菜、果物が腸内細菌を保有出来る栽培を行い、保有していることが重要になります。

生物共存農法の熊菜がご理解いただけたら幸いです。

次回、ビタミン、ミネラルのことも考えてみましょう。







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