其処ハカとない日報

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CVキャブレターの

2015-11-04 12:30:28 | C92神社仏閣

分解清掃作業を行いましてリンキチです。

C92神社仏閣ベンリィ号公道復帰作業、
ぼちぼち順調に進んでいます。

C92の最終モデルCⅣ92は1965年~
1966年までのモデルでCⅢ92からの
一番の変更点はキャブレター。
ドリームCB450で採用されていた
負圧式のCVC型キャブレターを装備。
エンジン負圧を利用する構造で負圧に
応じたスロットル開度で安定した燃料
供給が行われます。
加速や低速時の安定性、燃費向上にも
貢献すると当時言われていたようです。

そんなCⅣ92のCVキャブは見るのも
触るのも初ですがオーバーフローして
いるようなので分解してみます。


フロートチャンバーを外すと
真鍮製のフロートが現れる。
フロートチャンバー底には
汚れと共に泥のようなものが
沈殿堆積していました。


そしてフロートがまともに動かない。
見ると劣化したパッキンがつぶれて
内側にはみ出して残念な干渉。
さらにフロートは残念なピンホール
有りで中からガソリンが垂れてくる
始末。


負圧部分の分解。
初めて見るダイヤフラムが現れる。
大きな損傷は無かったので一安心。
でもよーく見ると一ケ所、残念な
ピンホールが。
直ちに支障はなさそうだけど
ここから破れてきたらもっと残念。
ダイヤフラムのリペアパーツは
まず出回ってないので何とか
しときたい。


フロートチャンバーのパッキンが
固着しまくりで外す際、破れました。
穴あきフロートも外す際にピンが
抜けなくて破壊しながら外したので
交換です。


そして分解清掃中に大失態!
問題なかったニードルバルブを
紛失して号泣
この画像真ん中辺りの六角穴の
バルブシート中に本来収まってる
小さきパーツ。
下向きにした時に庭の芝生上に
落っことしたようで。
何度も捜索したけど芝生の大草原
からは2度と生還することは
ありませんでした。


C92用キャブのリペアパーツを
注文。10日ほどかかって
タイランドから国際郵便で。


ちなみにこれはPVキャブ用の
リペアパーツ。
CVキャブ用のものはまず
出回っていません。
で多分、CVと共通で使える
部品もあると踏んで注文。

当然、構造上絶対に使わない
部品も有り。それ以外は形状が
合えば使える予定。
絶対使えないと困るのが破れた
フロート室のパッキン、
そして真ん中にある紛失した
ニードルバルブ。


ダイヤフラムの穴はとりあえず
表側と裏側から接着剤で盛り、
やっつけ作業。


そして問題のパッキンは
見事に形状一致。
そしてニードルバルブも
無事に収まって一安心。

それ以外のジェット、スクリューなど
はまるけど微妙に形状違うとか
収まりが悪かったり、完全にサイズ
違いだったりしたので使用せず。
とりあえず、絶対必要だった
パーツが使えたのでよかった。ふぅ


清掃したジェット類、フロートも装着。
外す時、苦労したフロートのピンも
付ける時はすんなり。


これで一応復活?したつもりの
CVキャブレター。

次回、車体に戻して始動再確認
の巻へ続く。

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