りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

深夜トランスファー。

2010-02-22 | Weblog
毎度のごとく、YOU TUBEをダラダラと観ていたら、懐かしい歌と再会した。

「深夜(ミッドナイト)トランスファー」

上田正樹の歌だ。
たしか、1988年の秋ごろに発表されたシングルのはずだ。

あの頃。

僕は19歳で、広島の大学に通う大学1年だった。
今、“通う”と書いたが、正確には籍を置いていただけの
ような状態だった。
ろくにキャンパスには顔を出さず、かといってアルバイトをしているわけでもなく、
昼過ぎに起きて、ボーーーッとTVを見て、気がつくと夜中になっていて、
腹が減ったら、近所のコンビニ「ローソン楠木店」へ顔を出した。
「ローソン楠木店」は、深夜のアルバイトを友人がしていたのだ。
僕が顔を出すと、賞味期限の切れた弁当やパンやからあげくんを、山ほど
譲ってくれた。
僕は、それを店頭の駐車場の隅っこに座って食べ、食べ終わったら店内に入って
雑誌コーナーで適当な雑誌を立ち読みし、それに飽きたら、バイト中の友人と
雑談をし、そして小腹が空いたら、また賞味期限の切れた総菜類を拝借し・・・と
いう、なんとも非生産的な行動を繰り返し、そしてそんな行動を繰り返すうちに、
限りなく無意味で虚しい夜明けを、数えきれないほどその店で迎えたものだった。

1988年の秋から1989年の春までの半年間、そんな生活が続いた。
40年間生きてきて、最も怠惰でカラッポの日常を過ごしたのは、
おそらく後にも先にも、あの半年間だけだ。

そんな世間の底辺を舐めるような生活の舞台になっていた「ローソン楠木店」の
店内スピーカーから、当時、この歌がひっきりなしに流れていた。
スピーカーから流れていたのは有線ではなく、ローソン独自の販促用テープだったから、
たぶん、この曲は当時のローソンとタイアップしていたのかもしれない。

そういえば、時々このブログにコメントを書いてくれる旧友のよこっちゃん。
君も、この店でアルバイトしていたよね
覚えてる?この歌

あの頃の俺ら・・・どうしようもなくバカだったねぇ(笑)

「深夜トランスファー」上田正樹


コメント
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