りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

219人。231編。

2010-02-05 | Weblog
昨日の地元の新聞・中国新聞の社会面の右端に、小さな記事が掲載されていた。

「第42回 中国短編文学賞」応募締切り。

中国短編文学賞。
中国地方に在住もしくは勤務している人限定の短編文学賞。
僕の知る限り、中国地方ではトップレベルの文学賞。
今年は中国5県から219人・231編の応募があったとのこと。

ちなみに、その中の1人・1編に僕の作品も含まれている。
昨年の夏の終わり頃から執筆し始めて、秋には脱稿し、
応募が始まった12月の初頭には、もう郵送した。
だから正確には、僕にとっては、すでに昨年の出来事だ。

7年前。
同賞に初めて応募した。
初挑戦だったにも関わらず、なんと最終選考まで残ってしまった。

2年前。
2度目の応募も、幸運にも最終選考まで残った。
惜しくも入選は逃したが、上位5編に選ばれた。

昨年。
前年の雪辱を果たすため、無謀にも2編執筆して、自信満々で双方とも応募した。
これが、マズかったのかも知れない。
自分では、最終選考まで残った前年までの作品と何ら遜色ない作品を書いたつもり
だったのに、なんと、2編とも一次審査さえも通過できなかった・・・ONZ

ショックじゃなかったと言えば、嘘になる。
だけど、たぶん、あの頃僕は、少し調子に乗っていたのだと思う。
そしてそれを見抜いた“文学の神様”が、たかが地方の文学賞の最終選考に残った程度で
天狗になっていた僕の醜い鼻を、いともカンタンに、ポキンと、へし折ったのだ。

今年。
上述した通り、1本執筆して、応募した。
出来の良し悪しは、自分では分からない。
自分の子どもを客観視できないのと同じようなものだ。
ただ、今、自分が持っている“筆力”は、その作品の中にすべて注ぎ込んだつもりだ。

願わくば・・・と心の片隅で、いや、心の真ん中で思う。
願わくば、最終選考者の直木賞作家・重松清氏に読んでもらえるところまで、
自分の作品が残っていって欲しい、と。

受賞者の発表は、今年の5月下旬。
果報は寝て待つ。
もう、今の僕に出来ることは、ただ、それだけだ。
コメント (2)
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