ここのところ、郷愁に浸る為のウオーキングメニューという感じですが、今回は花散歩を調べていたら、「武者小路実篤記念館と公園」というスポットが出てきました。
”武者小路実篤?!!” むかーし本好きだった父が私の部屋に置いていた本に「ゼーレンケルケゴール」と「武者小路実篤集」がありました。前者はわけわからないし、後者は「むしゃころじつ おどろきしゅう」と読んでいたので(アホですねえ)名前だけは何となく残っていました。まあ勿論そのあと手に取る事はありませんでしたが。
(でも父が唯一漫画の「火の鳥」を真剣に読んでいる姿にほっとしたものです(^^;) 高校2年の時亡くなってしまいましたが)
そんなんで調布の実篤公園へ足を運ぶことにしました。(主人はどこでもよいらしい)
最寄り駅が京王線の「つつじが丘」と「仙川」だったので行きはつつじが丘から歩く事にしました(10分)。スマホのGPSを頼りに辿っていくと、
”記念館臨時閉館中”の表示が!(ノД`)・゜・。 がーーん!ここまで約1時間で来たのに。 でもよく見ると庭には入れるので入って行きました。
短いトンネルみたいなところを抜けると
こんもりした樹々と池が現れました。
慣れているのか鯉が寄ってきます。
幼少時成城の喜多見寄りにあった親戚の家は表に池、裏に竹藪があり私が大好きなスポットだったのでまたまた郷愁を覚えました。
こじんまり紫陽花が咲いています。
花菖蒲もひっそり咲いています。
今日は日差しが強く夏空。
武者小路実篤像。
階段を登っていきます。
するとここが邸宅なんですね。
ガラスにカメラ(コンパクト)を貼り付けて撮った書斎。
この座椅子と低い机の感じも父を思い出してしまう。(こんな広い書斎ではありませんでしたが(^^;)
そして庭を行くとまたまた池がありました。
休み処の屋根にゆらゆら映る水のゆらぎに癒されます。
池は影を映してまたもう一つの世界を作りますね。
ただ行きの電車内の広告。「蚊を遮断するには水溜りを作らないようにしよう!」
ここも虫が飛び交っていたけれど、確かに昔の人は蚊にどう対処したんだろう?
紅葉の大木。 秋には紅葉して美しいのでしょうね。
こじんまりとうっそうとした庭でしたが、後にここは有形登録文化財だと知りました。(武者小路実篤が70歳から20年間晩年までを過ごした地)
うぐいすが大声で?さえずっていました。どうしても姿はみえないけれど。
帰りは仙川駅を目指しました。
またGPSを頼りにウロウロして不安だったので、向うから来た学生風の男の子に聞くと、その後も前をとことこ、時々後ろをちらちら。そして
「僕も仙川駅の方へ行くんで。。。」 とか「仙川は初めてですか?」とか私らにとても親切でした。
仙川駅は若い人も多くとても賑わっているしこじゃれたお店もあり、スマホを自宅に忘れるという痛恨のミスをしたので従姉のおススメや気になった店を探せなかったので、「星乃珈琲」でランチしました。
ガラス張りの恵比寿本店(と後で知った)の「猿田彦珈琲」店もありましたが。
活気があるし人は親切だしで印象の良い仙川駅でした。