週1のウォーキングスケジュール。
今回は六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「"新"北斎展」へ行く事にしました。
"新"って何だろう。外国人の視点からの北斎かなぁ、などと思っていたら北斎研究第一人者の永田生慈氏所有の2,000展からの480展を年代別に公開という事でした。初のもあるらしい。
永田さんは故郷島根に北斎美術館を開設(1990年)して館長を務めたのに2015年に閉館。2017年に島根県へ寄贈したそうです。その後2018年に肺癌で死去。
無念だったでしょうね。
今だったら島根の足立美術館も凄い人気らしいし、インバウンドも増えているから北斎も人気でしょう。
東京公開は最後という事で沢山の作品がありました。
若いころから北斎はその能力を発揮しています。
とても繊細に丁寧に描写しているので、江戸時代の人々の生活の様子が克明にわかるようです。
ただ、とても小さい作品も並びます。
当然の事ながら?観覧者はシニアが多いので、絵がよく見えず体を作品にすり寄せるようにしていると、係の人から待った!がかかります。
「作品には触れないで下さい」
なんかもっと工夫はないのかなぁ。
でも若い頃に描写された、着物に角隠しみたいな女性が艶かしいです。見返り美人みたいのもあり。
たまに大坂なおみの対戦相手だったプリスコバやクビドバのような10頭身かい!といったスタイルの女性も描かれていて、これは理想の女性なのかな 、でも当時の日本人でいたのかなぁと羨ましく?思いました(^^;)
北斎といえば、赤富士のような富嶽三十六景
ですが、私は印象派にも影響を与えたという北斎漫画がやはり面白かったです。
きっと北斎はお茶目でひょうきんだったのかな。
でも半生を調べると亡くなる90歳までの間に、引っ越しを90回程したらしく その度絵画に没頭していたようです。とはいえ二度結婚して合わせて二男四女の子供がいるそうな(^-^;
とにかく初期からバランスも素晴らしく 江戸時代とはいえ、中にはモダンアートに通じるものもあるようでした。
"森羅万象"を描いているのですが、想像力と創造力が素晴らしいです。
鑑賞後会場を出ると、
ミッドタウンと向こうにスカイツリー
新宿高層ビル群と建設中の国立競技場
ランチはカフェ The sunへ。
"茶房 北斎"とあり期間限定メニューのようでした。
鮭のグリルとシラス 小海老の和風パスタ
うなぎ丼
パスタは鮭もボリュームがあり、美味しかったです。赤味噌の味噌汁も合いますね。
ここからも眺め良し。東京タワーが同じレベルになっちゃう。
まさに"ヒルズ=丘"の上に立つビルなんですね。
久しぶりの訪問の上、いつもは毛利庭園あたりをウロウロしていたので、眺めの良さを再発見でした。
(でもやっぱりずっと高い所にいたくない)
森ビルに入居してるのは外資コンサルやグーグルや、あ、メルカリも?
でも地震の時は怖くないかなぁ。
あ、余計な心配か(´ω`)