Rの気まぐれnote

カメラ散歩と気ままなつぶやき日記

あやしい絵展

2021-04-18 16:45:00 | 日記



友人のFBで知った「あやしい絵展」。
昔「怖い絵展」とかあったけど、ネーミングに惹かれる事もありますね。
(「怖い絵展」は怖そうだから行かなかったけど)

竹橋の国立近代美術館は駅出てすぐ。
皇居のすぐそばなので、気持ち良いし、千鳥ヶ淵の桜が満開の頃は綺麗だったでしょう。

今回は珍しく明治初頭からの日本絵画を鑑賞です。
江戸時代が終わり、文明開花により西洋文化が大量に流入したことにより、刺激を受けた絵画が増えてきたようです。

なぜか日本人なのに、日本画家の名前をあまり知らない。習った覚えがないし。
いや、忘れてるのかなぁ。





この与謝野晶子の「毒草」や「乱れ髪」の小説の挿絵を描いた”藤島武二”は有名な人らしい。(主人、「え?知らないの?」)




これも藤島さんだっけ?
パッと見て逆に”ミュシャ”の絵そっくりじゃないと思ってしまった。

そしたらミュシャのポスターが。




表示がある作品を除き撮影OKでしたが、フラッシュついちゃってごめんなさい。

次のコーナーでは、日本も古事記や日本書紀に加え、日本の神話を題材とした絵画も増えたとありました。

確かに西洋絵画は、ギリシャ神話や聖書に詳しかったらもっと楽しめる作品が多いですね。



この作品名と作者は忘れたけど、なんかおどろおどろしいけど、明らかに西洋絵画っぽい。

また「人魚」はそれまでの日本は(魚を主食としていたから)”食べる”ものとして(長寿を願い)捉えられたり、忌み嫌うものだったが、これまたメルヘンまたはロマンティックなものと変化していったようです。

谷崎潤一郎の小説「人魚の嘆き」や、金色夜叉の「宮」も西洋文化の影響とか。







これは谷崎潤一郎の「刺青」を題材とした作品。(ストーリーは表示されていますので、是非会場で)
これは「妖しい」絵です。

次のコーナーからは「怪しい」絵がはじまり、ほんとうに怖くて直視できないものが多く、(私潜在的に何かトラウマがある?と思うほど怖かったです) そこは飛ばし、


このポスターにはウケました。
日本橋三越のポスター。
今ならカタカナのところを漢字で表現している。


こちらは日本髪の女性なのにカタカナがある。

そしてチケットや看板のトップに載ってる絵画。




妖しい女性に見えるけど、実は作者は後にダヴィンチのモナリザの影響を受けたと仄めかしているそうです。
そりゃ顔がのっぺりしている日本人をモナリザのように凹凸つけようと思ったら、目が腫れぼったくなったり酔っ払ってるようになりますよね。お化粧も気をつけなきゃ。

その他所々の作品そばのガラスに読み人知らずの歌が表示されていました。







気になったのはこの2つかな?
皆さんはどれですか?

「妖しい」と「怪しい」をかけて「あやしい絵展」でしたが、解説も面白く、新しい絵画鑑賞の仕方として楽しめました。