Rの気まぐれnote

カメラ散歩と気ままなつぶやき日記

北斎とジャポニスム展

2017-12-05 19:57:32 | 日記

国立西洋美術館で開催されている"北斎とジャポニスム展"へ行きました。

印象派に影響を与えた葛飾北斎の作品をじっくり見た事がなかったからです。
勿論同時に展示されているという印象派の絵画にもワクワクしていました。

会場に入ると葛飾北斎の作品と海外の絵画が並行して展示されていました。

驚いたのは北斎漫画と言われるものすごい量のスケッチ画で、江戸から明治初期までの風俗や動植物を繊細に表現豊かに描いていた事です。
浮世絵と共に偶然海外に渡ったらしいのですが、この表現方法に印象派の画家達が衝撃を受け 模倣を始めたのだそうです。

また浮世絵は日本人らしい繊細なタッチなのに 構図は大胆でグッと迫って来るものがあります。

印象派の絵画は絵から少し離れて鑑賞しないと良さがわからない気がするけど、北斎の作品は近づいて見た方が凄さがわかります。

今回はいくつか有名な印象派の絵画もありましたが、いかに葛飾北斎が素晴らしいかを再認識させてくれた展覧会でした。

ショップで今回購入したカードは


超有名 "富嶽三十六景"
実物は迫力と繊細さに圧巻です。


"鶯 枝垂れ桜"
敢えて鶯が下向きな所に躍動感を感じます


ボナールが浮世絵に影響を受けたという"洗濯屋の少女"

自分の郷愁(洗濯屋じゃないけど)か娘の小さい頃かわからないけど、なぜか欲しくなりました。

普段はつい憧れで「欧米か!」という感じになりますが、今回は葛飾北斎の素晴らしさを知って、日本人として誇りを感じました。