必要最低限にして、もっとも強力なサバイバル・ツールです!

(スイス・アーミーナイフはスイス軍に採用されながらポケットに入る大きさ)
『ナイフ』は必要最低限にしてもっとも強力なサバイバル・ツールです。
『ナイフ』というと真っ先に、危ないとか、恐いと考えがちです。それだけ日常生活で登場する機会が少ないとも言えます。けれど『物を切る』という面では、『ナイフ』はハサミよりも格段に広い守備範囲があります。
普段なら何気なく手近なハサミを取り出して切っているヒモ一本にしても、素手で切るとなったら簡単にはいきません。そこで、一つの道具で工夫して困難をしのがなければならなくなった時、持つべき物といえば、やはり一本の『折り畳みナイフ』です。
ナイフは『切る』『削る』『刺す』『こじ開ける』と多用途に応用がききます。
スイス・アーミーナイフは多徳ナイフの代表格ですが、メイン・ブレードの他に、ハサミ、ドライバー、缶切り、ヤスリ、栓抜き、ピンセットそれに爪楊枝までセットされていて、ミニ工具といいたいものから、キーホルダー代わりに使えるポケット・サイズのものまで多様です。
赤い握りがついているこのナイフは、それこそ軍隊の兵士からアウトドアーズメンまで幅広く使われていますが、小型のタイプを選べば、刃物を身に帯びているなどといった仰々しさはまったくないはずです。
いざという時に必ず働いてくれます。
ナイフはこの他にも種類はさまざまですが、困ったときのミニマム・ツールというぎりぎりの点を押さえることを考えると、やはりポケット・ナイフに落ち着くようです。
シンプルさからもう一つあげるとすれば、これも軍隊で使われているナイフですが、カミラス社のポケットナイフがあります。
これはアメリカ軍の兵士に支給されるガバメント・イッシュー(アメリカ国防省のスペックにより生産されたもの)ですから、簡素きわまりないナイフです。
いわゆる『ランボーナイフ』といわれるような巨大なサバイバル・ナイフは重たくて携帯に不便ですし、この刃物を取り回せる人はそうそういません。
ポケット・ナイフでもアルミの缶ぐらいなら楽に切れますし、木を削れば簡単な箸もすぐにできます。
ナイフは物を切る以外にも他の道具を生み出してくれる道具でもあるわけです。
(出典 マグニチュード手帳 [最新改訂版]~地震・災害マニュアル~ より)
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