常に自分がどこにいるのか、どこへ行くのかを知りましょう!

いつもは見慣れた街並みが地震・津波によって崩壊すると、その様相は一変します。
方向感覚に自信がある人でも、目印となるような建物がなくなれば、自分の居場所さえ見失ってしまうものなのです。ましてやそれが、地震直後のパニックであればなおさらのことではないでしょうか。
サバイバルは危険な場所を脱出し、安全な居場所を確保して救助を待つというのが基本。
たとえ、都市のど真ん中であっても、それは同じことだと考えてください。
住まいの近くにどういう建物や施設があるのか知っておくことはもちろん、自分が住む街の全体像も、おおよそのことはつかんでおくよう心がけたいものです。
もしも、津波の情報が入ったらどちらの方向へ逃げればいいのか、火の手はどの方向から上がっているのか、瞬時の判断が求められるのです。
とりあえず東西南北それぞれの方向に行けば何があるのか、あらかじめ調べておきましょう。たとえば、初めて宿泊するホテルで非常階段の位置を調べておくことと同じことだと考えてください。
そのため、コンパスと地図があれば、より便利なことは言うまでもありません。
地図は図版のものよりも、住んでいる地域のなるべく詳細な道路地図のほうがいいでしょう。災害に遭った場合を想定していくつかの避難ルートを地図に記しておくと、いざというとき、迅速な避難ができます。

コンパスはアウトドア用品店で買うことができます。
首から下げるための紐や、細かな字を読んだり火を起こすこともできる凸レンズが付いたコンパスなどもあります。

万が一コンパスが用意できなかったら、アナログ式(針式)の腕時計を使って簡単に方位を測る方法もサバイバル・マニュアルなどに書いてあります。
太陽が出ているときにしか使えない方法ですが、覚えておけば役に立つ知識です。
腕時計には時間を教える機能あります。
時間を知るということは、心理的に安心感があり、その後の行動の手順を決定する基準になります。
緊急の場合を考えて、普段から時計をしたまま寝る習慣をつけておくといいでしょう。

太陽さえ出ていれば時計を使って方角を知ることができます。
短針にマッチの棒が重なるように時計を太陽に向ける。
この時12時の目盛りと短針の中間が北になるわけです。
短針を太陽に向けると12時と短針の中間が南になるが精度が低い。
(出典 マグニチュード手帳 [最新改訂版]~地震・災害マニュアル~
より)
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