本日、某新聞社さんからの取材を受けました。
業界紙ではなく一般紙、それも全国紙だ… と思って、少し嬉しかったですが(笑)
「3D」というキィワードが、「立体視映像」だけでなく
「3Dデータ」や、「3Dプリンタ」に及び、その先の「モノづくり」にまでダイレクトに繋がっている…
という事を、正確にご理解いただけたのはとても良かったと思う。
そこで、「パーソナル ファブリケーション」という言葉も出て来たのだけれども…
「ファブリック」=「何かモノをつくる(繊維っぽいニュアンス強い?)」
という単語は、私たちの中で外来語として全く定着していないものだから、
(そういう意味で、スマート グリッドなども誤解されそうなアブナイ臭いがしますな)
「…んー…そうですねぇ… 言ってみれば、同人ですよ。同人出版や同人音楽ってあるじゃないですか?
それをモノづくりでやってるわけです」
と、口をついて出た。
あ!? 自分でも少し驚いた。
何で今までそう言わなかったのだろう?
これっていわゆる「同人」じゃん。
「同人」という単語は、ほとんど死語であったものが息を吹き返して再定着した
割と珍しい単語だと思う。
しかも、死んでいた期間がすごく長いにも関わらず、復活した。
(これによる誤解って、以前『さよなら絶望先生』のネタにもなってました)
これは言わずもがな、「コミケ」のおかげだろう。
今や「同人」という単語は息を吹き返し、再定着した。
だから、これからは
同人製造(業)
とか
同人モノづくり
と、呼ぶことにしよう。
尤もモノづくりの場合、「同人」と呼ぶには非常に高価な道具を使っていたり、
非常に高度な技術を用いて、中小の製造業さんが本気で加わっていたり、
「同人活動」以外ではプロフェッショナルなお仕事をされていりたりする人が多いのだけれど
行われている行為の本質は、正に「同人」であるのは間違いない。
よかったよかった。
またひとつ、初めての人に分かって頂きやすい表現を見つけた。
これから適切な時に、使おう…