写真:『アルミの気持ち』 アワワ削られるぅ(汗)…
えー…『その時歴史が動いた』の時間です(笑)
さて、このお話を続けるためにちょっと歴史を振り返って整理します。
3次元のCADには、90年代初頭までの
・CAM用、解析用の時代
と、90年代初頭からの
・設計用の時代
がある、と考えられます。
前者は、非常に明確な説明が可能です。
・金型やモックアップを加工するために必要な3次元の形状定義
と
・有限要素法解析をするために必要な3次元形状定義
のことです。
ナニ?CAMとCAEはCADではない?まぁまぁ、そう言わずに(笑)
3次元CADの源流は、CAMと解析モデルにあるというのは揺るぎない事実です。
でなければ、現存する3次元CADメーカーの多くがどちらかかの背景を持って
いることの説明が付きません。どちらにも源流を持たないメーカーも存在する
ことは事実ですが、それは後に台頭してくる新興メーカーとして分類するのが
妥当でしょう。
ソリッドかサーフェスか、という話も根本的な違いにはなりません。
「コンピュータ内での形状の定義」こそがCADの本来的な意義であるので
あれば、その意義を実現するための要素技術たるソリッドかサーフェスか、
という問題は、その次の話と言えるでしょう。
その本義からすれば、簡易モデルでヨシとする解析よりも、製造そのもの
であるCAMでは、後者の方がよりCADの源流であると言えると思います。
(ソリッドの、という切り取り方をすると解析が早かったでしょう)
ここで重要なのは、初期の3次元CADは、全てに明確な後工程(目的)があり、
その目的のための手段、もしくは段取りとして存在したという事実です。
・金型を削るために、コンピュータで形状を定義する必要があった
・解析を行うために、コンピュータで形状を定義する必要があった
だから3次元のCADが必要だった、ということですね。
プリ/ポストという風に言い換えれば、CAMのプリ、解析のプリに3次元CADは
位置していたというわけです(プリ? 笑)
世間では意外と間違って覚えられていますが、3次元CAD自体は全然新しいもの
などではなく、80年代後半にはすでに「フル3次元で設計しよう」という
試みはあったのです。実際、非常に普及したCADAMというCADを導入する時に、
その競合にはしばしば3次元CADがあがっていました。それらの
3次元CADメーカーはすでにありませんが、その当時すでに設計には製図の
CADか?3次元か?という議論は盛んにあったのですね。
つまり、ちぃーっとも新しい話なんかじゃないんですよ。20年です。
(もちろん、当時値段はバカ高かったのですけど)
この場合、3次元とはサーフェスなのかソリッドなのか?という事も考えなければ
なりませんが、より最近のものである、と思われているソリッドでさえ、
解析分野では当時より実用されていました。
で。現在へと続く転換期、90年代初頭(92~93年あたり)を迎えるわけです。
本日のお話は、3次元CADの発祥は90年代初頭のフィーチャ・パラメトリックや
ソリッドを設計業務に使う…という流れよりも遥か昔にあり、それが現在まで
影響をし続けている…というのが、ポイントです。
これ、試験に出ます(笑)
余談ですけど…こういう話を製品名を出さずに書くのってすごく大変だという
のが、分かりました(1コ出たけど)。
えー…『その時歴史が動いた』の時間です(笑)
さて、このお話を続けるためにちょっと歴史を振り返って整理します。
3次元のCADには、90年代初頭までの
・CAM用、解析用の時代
と、90年代初頭からの
・設計用の時代
がある、と考えられます。
前者は、非常に明確な説明が可能です。
・金型やモックアップを加工するために必要な3次元の形状定義
と
・有限要素法解析をするために必要な3次元形状定義
のことです。
ナニ?CAMとCAEはCADではない?まぁまぁ、そう言わずに(笑)
3次元CADの源流は、CAMと解析モデルにあるというのは揺るぎない事実です。
でなければ、現存する3次元CADメーカーの多くがどちらかかの背景を持って
いることの説明が付きません。どちらにも源流を持たないメーカーも存在する
ことは事実ですが、それは後に台頭してくる新興メーカーとして分類するのが
妥当でしょう。
ソリッドかサーフェスか、という話も根本的な違いにはなりません。
「コンピュータ内での形状の定義」こそがCADの本来的な意義であるので
あれば、その意義を実現するための要素技術たるソリッドかサーフェスか、
という問題は、その次の話と言えるでしょう。
その本義からすれば、簡易モデルでヨシとする解析よりも、製造そのもの
であるCAMでは、後者の方がよりCADの源流であると言えると思います。
(ソリッドの、という切り取り方をすると解析が早かったでしょう)
ここで重要なのは、初期の3次元CADは、全てに明確な後工程(目的)があり、
その目的のための手段、もしくは段取りとして存在したという事実です。
・金型を削るために、コンピュータで形状を定義する必要があった
・解析を行うために、コンピュータで形状を定義する必要があった
だから3次元のCADが必要だった、ということですね。
プリ/ポストという風に言い換えれば、CAMのプリ、解析のプリに3次元CADは
位置していたというわけです(プリ? 笑)
世間では意外と間違って覚えられていますが、3次元CAD自体は全然新しいもの
などではなく、80年代後半にはすでに「フル3次元で設計しよう」という
試みはあったのです。実際、非常に普及したCADAMというCADを導入する時に、
その競合にはしばしば3次元CADがあがっていました。それらの
3次元CADメーカーはすでにありませんが、その当時すでに設計には製図の
CADか?3次元か?という議論は盛んにあったのですね。
つまり、ちぃーっとも新しい話なんかじゃないんですよ。20年です。
(もちろん、当時値段はバカ高かったのですけど)
この場合、3次元とはサーフェスなのかソリッドなのか?という事も考えなければ
なりませんが、より最近のものである、と思われているソリッドでさえ、
解析分野では当時より実用されていました。
で。現在へと続く転換期、90年代初頭(92~93年あたり)を迎えるわけです。
本日のお話は、3次元CADの発祥は90年代初頭のフィーチャ・パラメトリックや
ソリッドを設計業務に使う…という流れよりも遥か昔にあり、それが現在まで
影響をし続けている…というのが、ポイントです。
これ、試験に出ます(笑)
余談ですけど…こういう話を製品名を出さずに書くのってすごく大変だという
のが、分かりました(1コ出たけど)。