えー… 「ナニ」です。説明いりません(笑)
Zナントカってやつですね。
本気(マジ)工場のお友だち兼お客様にお願いして、モデリング
していただきました。3次元CADでモデリングされています。
精度、高いです。トレンラス、きっちりしてます。
そういう意味では金型まで作れてしまうデータですが、作りません。
これは、趣味ですから。飽くまで趣味です。でもCGじゃないですよ、CADです。
アンダーカットとか、そういう話題はここではよしましょう(笑)
これ、IGESですけどねーとか、そういうことも置いておきます。
実は、こういうモノのモデリングはとっても難しい…というお話です。
ガンダムには、寸法無いです。そもそもが虚構の存在でして、
世界に「ガンダム原器」なるものがあるわけではありません。
ガンダム規格(G-スペック、G-スタンダードとかね)あるわけないです。
でも、「ガンダムはある」んですね…(すごい深~ぃ話になってきましたが)
付け加えると、スカートが大きくバーニアが多いと宇宙空間用か?とか、
ファンネルが付いてるとニュータイプのパイロットが… など、その道の了解事項や
独特な修辞は沢山あるようです。
どうやら「ガンダムってこうだよね」という共通理解が広く、そしてとってもしっかり
出来上がっている… その共通理解によって認知されるのであれば、それはガンダムである…
というのが正解だと思います。
実はすごく難しいんですよ、こういうモデリングは。だって、仕様とか、規格とか一切無い上で、
カタチとして世間一般に了解されなければならないのですから。
簡単に言うと、雰囲気ってやつです(笑)マンガのキャラクターに共通していますが、
それは言い換えれば「アイコン化されたモノ」ってことです。そのモノの形状プラス、
そのモノがまとっている(まとわされている)様々な記憶やイメージと混然一体となって
認識されているわけです。で、そのモノが出てくると、周辺の説明がいらないという…
まさにアイコン。
優れたデザインが何たるか?みたいな話はツラいので避けますが(笑)
少なくとも、アイコン化されるに至ったデザインは、繰り返しの消費に耐える非常に
強靭なデザインだ、という事は言えるように思えます。
クルマで言うと、ワーゲンのビートル(なんとまぁまた映画に…)昔のベスパ…
ハーレーダビッドソン…なるほど…
「どこにもないけど確かにある」というガンダムですが、アニメーションのメカに
CGが使われるようになって(最近はほとんどCGです)以前は「設定資料」という言わば製図が
「原器」だったのですが、最近では3次元のCGモデルがその役割を担っている、と考えられる
かも知れません。こうなると、解釈のズレを回避できることになりますね。
データがあるのであれば、それは流用しないと損です…
あれ?どこかで聞いたような話ですね(笑)
で?このZガンダムがどうなるか?… それはまた、またそのうちに…
あ、昨日の「精度」のお話ですが、「で?精度はどれくらいだ?」という質問をいただき
ました。精度といっても一言では済まず、どういう精度なのか詳しく話さないといけないのですが。
1/100mmでモデリングされているモノを、5/100mmに収まるように作っています…とは、
本気(マジ)工場担当者の弁でした。