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-サイキックの眼-

統合失調症の原因と完治

2012-12-02 19:10:00 | サイキックの眼

   

統合失調症の原因と完治


統合失調症の完治の成功例

これは僕のサイキック(透視能力)をフルに活かした上で行うカウンセリングの一例です。

統合失調とは、精神が分裂して統合出来ない状態であるので、
単純には精神が統合すれば良い訳なのですが。
・・そんな単純ではない。
何が?
『精神が分裂してしまった原因』
 
統合失調症を発症した、精神に関わる原因。
その原因を《透視》によって探し出し、精神が分裂してしまった分岐点に何があったのか?を特定し、発症者に再認識を促すのです。
 
「あなたは何も悪くなく、冷静にその情況と現実を見極めて、強く乗り越えましょう」
 
単純に言えばそうなのですが・・、簡単にはいきません。
つまり、精神がもたないほどの現実があって、正気では耐えられなくなり、その苦しさから逃れる為に精神を分裂せざるをえなくなったのが「統合失調症」なのです。
その分裂した精神を再統合するというのは、相当の激痛同様の感情が再出するのです。
いわゆるパニックが起こります。
これを根気よく促し・・冷静な状態になるまで、丁寧にカウンセリングを続けるのです。
  

統合失調症完治の実例。

当時30代の女性Aさん(仮)。
精神科にも通い、そして色々とスピリチュアル癒し系のワーク?も受けておられました。
癒し系のワーク?は根拠が無く、現実逃避をするだけなので、何の効果も意味もありません。
彼女Aさんは仕事も儘ならず休職し、家事や調理も今までずっと出来ない状態でした。
まず《透視》により、原因を特定します。
そしてその原因を軸に、何度もカウンセリングを行っていくのです。

《透視》によって特定された原因というのは・・。
彼女は二卵性の双子姉妹の一人。
その2人の姉妹が産まれる出産の日の出来事に遡ります。
彼女は産道を通り外に出ました。
すると、先に産まれた自分そっくりの赤ちゃんに驚いたのです。
つまり、産まれたのは自分一人だと思っていたのです。
ここまではまだ統合失調症には至りません。
その後、彼女の家庭では双子を好ましく思わない考えがあり、先に産まれた子だけを可愛がるようになっていきました。
同じ日でも・・後に産まれたAさんとは、親の子育てに相当の差があったのです。
産まれた時から続く、双子の姉妹への親の待遇の差に耐えられず、Aさんは精神が分裂していったのです。
勿論・・Aさんには良く理解が出来ない事だったのですが、過去にさかのぼりながら少しづつ話していく毎に、思いあたる子供の頃の辛い想い出を感じていきました。
そしてその度に、溢れる感情と向き合い・受け止め、癒しながら冷静になる必要がありました。
苦肉の方法としては、産まれたばかりの赤ん坊の自分をイメージしてもらって、大切に抱きしめ愛するよう勧めました。
無視されてきた自分の存在を肯定し、自己集中力を高める為です。
 

幻聴と幻覚もありました。
幻聴・幻覚を作り出さないと、精神が耐えられないトラウマだからです。

カウンセリング中は統合失調であることや、特に幻聴・幻覚症状があることにも一切触れず、指摘はしませんでした。
 
私生活でAさんは、あるシチュエーション時になると必ず幻聴が聞こえていました。
女性が2人並んで立っているのを見ると、幻聴と被害妄想を発症するのです。
毎月何度もカウンセリングを重ね、少しづつ精神を統合していき、症状が良くなりつつあった時にタイミングを見計らって、こういいました。
「Aさん?僕ね、この部屋のドアの向こうに女性を2人待たせてあるんですよ」
そう告げると、咄嗟にAさんは両耳を手で押さえて
『聞こえる!!』と言われました。
勿論ドアの外に女性は居ません。
「Aさん?、ドアの向こうの部屋には女性2人居ないでしょう?。これは幻聴なんですよ。」
この時はじめて、幻聴である事を告げ、本人も納得し、確認出来たのです。

なぜAさんは、女性が2人居ると幻聴になったのか?。
それは、母親と双子の姉が、いつも楽しそうにし、Aさんの事を嫌っていたからなのです。
その姿を他人に写し見るようなのです。
なぜ他人に写し見るのか?
それは、母親と姉に何も言えないからです。
ですが・・言いたい悔しく悲しい感情はつのるので、他人にその感情を向けようとする。
耐えられない感情を消化したい為に。
でも他人には向けられない優しい性格。
もし他人に向ける性格であれば・・虐待へと発展するでしょう。
そうして、消化しきれない感情は、幻聴と妄想を新たに想像し、自己消化の感覚をつくります。
究極の生きるすべと言えるでしょう。
 
割れてしまった、割らざるをえなかった精神。
バラバラになった心を
ひとつひとつ大切に拾い上げて
大事に再構築する作業です。
その度に苦しく・・発狂もされました。
何度も何度も繰り返しおこなって、
精神と心、
感情と肉体が統合を果たし、
やがて完治へと向かっていくのです。

仕事も再開出来るようになり、毎晩料理の本を見ながら調理も出来るようになられました。
  
Aさんは幻聴も幻覚もなくなり、
「世の中がこんなに静かだとは思いませんでした」
そう言われていたのが大変印象的でした。
共に協力をされたご主人も、大変喜んでおられました。


統合失調症でお悩みの方。
症状を持たれているご家族やパートナー、近隣の方々。
諦めないでくださいね。
完治に向けての希望を持って下さい。

もう一度おさらいします。
統合失調症とは。
「心」と「身体」と「感情」が、わかれてしまった状態です。
それには理由・原因があるのです。
他人や社会での出来事が理由の場合は、それを無視することも出来るのですが。
本当の理由と原因は、家庭内環境にあると言っても過言ではありません。
「心」と「身体」と「感情」を統合し、一致させるということは、その理由と原因をのり越えなければならないのです。
その原因の多くは、家庭にあるのです。
なので、大変難しいことなのです。
なぜ難しいのか?。
精神が耐えられない・・あってはならないことが家庭環境にあったからなのです。
それを正々堂々と乗り越えた先にあるのが、統合失調症の完治です。
家庭環境が協力的ではないでしょう。
なので、精神力と勇気と根気のいる作業です。

統合失調症は、壊れて上がらないズボンやジャンバーのジッパー(チャック)のように上手くかみ合わず、別れたままの状態と同じです。
その壊れた部分を特定し・・治すことで、少しずつジッパーが上がるようになり統合するのです。
それには、現実を真正面から受け止めなければなりません。

 
   
サイキックの眼  山本 コージ


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■ 併せて「発達障害と精神疾患について。」も、ご参照下さい。