LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

取り返せぬ時間と命の奪い合い

2023-09-16 19:29:10 | サイキックの眼
 
 
取り返せぬ時間と命の奪い合い
 
 
時間自体は永遠ですが、
個々の生命には限りがあります。
永遠の時間に夢や希望を求め…
或いは、死に対する絶望を抱く。
 
限られた時間の中で、
自分の出来ること、
出来ないこと、
それらと対峙し、
悩み苦しむ。
 
「自分の尊厳と意思」
これが無い人生は困難を強いられる。
 
『自分の尊厳は自分で持ちなさい』
子供には常にこのように教えてあげることが良い教育だろう。
 
尊厳なんて教わることは無い。
教科書を暗記して、テストをクリアせよ。
就職さえ決まれば良い。
生き抜くにはスキルアップせよ。
……そして、
虐められ、パワハラされ、
足の引っ張り合いをし、
疲れ果てて何も考えられなくなる…
みたいな流れで、みな詰んでいる。
尊厳なんて組み込む事も無く、
何事もなく生活出来ることがシアワセ…と。
 
足りぬモノが多過ぎる?
 
尊厳とは
【個人の存在や価値を尊重】
【気高く犯しがたいこと 】
字の如く、尊く厳かなことです。
 
これは〔いつでも手に入る〕というモノではない。
命を受け継ぐ時から手にして良いモノなのです。
 
親から
社会全体から
『自分の尊厳は自分で持ちなさい』
この世に生を受けた時から、
このようにスタート出来たならば、
命も時間も大事に出来るだろう。

【 尊厳〈対義語〉価格 】

尊厳のない者は、お金に振り回されます。
価値が解らない者は、価格に振り回される。
尊厳=価値
お金=価格
 
あなたの家族は尊厳がありますか?
ストレートできびしい問いですが…
悩み苦しみを引きずり続けている人の家族には尊厳がありません。
なので、お金・価格への執着がキツい。
そしてもうひとつ、
尊厳・価値を他者から奪います。
 
自己に備わる尊厳は、スグに持てる訳ではありません。
尊厳には、嘘というものが存在しません。
尊厳は、事実に対峙する刻(とき)と時間です。
苦しい現実とその原因と事実…
これらが尊厳の発生する場所です。
これらを歪めたり、
見て見ぬふりでやり過ごし、
嘘で誤魔化し続けると、
なんの価値も無い人間となります。
 
事実と対峙した時間を重ね続けて成り立つ尊厳。
これがないと…
もうどうしようもない。
するとどうなるかといいますと、
お金に執着するようになるか?
他者の尊厳を奪うか、
潰したり、
汚すこともします。
これが虐待・パワハラ・カスハラなど
ハラスメント全般です。
 
介護職などで、
「“利用者の尊厳を大切に”
 を理念にしてケアに当たりましょう。」
といいますが…
現場の現状は、
「介護職員の尊厳は無いのか!!怒」となって。
なぜかというと、
【 尊厳〈対義語〉価格 】
つまり、お金で尊厳を維持しているからでしょう?
価格に尊厳なんてありません。
尊厳を持たない者をお金で維持しているだけなのです。
価値の無い者を、価格で見ているのです。
ここに尊厳など存在しえないのです。
(㊟もの凄くキツいことをストレートに言っております)
ここに介護職員の価値が生まれることもないのです。
なので仕事を価格でしか見ないのです。
だから、 
価値のある仕事とは、
尊厳のある仕事といえます。
 
現代における悩みの原因とはなにか?
「尊厳と価値が欲しい」
「お金や価格に振り回されたくない」
究極の答えでしょう?
 
尊厳と価値、又は命と時間。
原因の分からぬ悩み苦しみは、
これらを失っているからです。
 
どこで失っているのでしょう…
何処かへなくしたのでしょうか?
消失したのでしょうか?
奪われたのでしょうか?
潰されたのでしょうか?
吸い取られたのでしょうか?
踏みにじられたのでしょうか?
 
この原因となる事実
この要因となった現実
大変恐ろしいことです。
尊厳を持てなかった者は、
得られる為には何だってやります。
尊厳は購入できるモノではないので、
嘘もドロボーも平気です。
 
他人の尊厳を侵す事件や事象は多く
毎日のようにニュースに上がってきています。
ですが…
いちばん厄介で恐ろしいのは、
親が子の尊厳を奪うことです。
親が男の子に対し行う虐待は、尊厳を横取りし奪う。
女の子に対し行う虐待は、尊厳を潰し奪う。
そしてこれらがまた、次の子へと繰り越されていくのです。
産まれたばかりの子は、
命と時間が始まったばかりで、
尊厳のノビシロで溢れています。
尊厳などなく、金と惰性で結婚した親は…
もう産まれたばかりの子には勝てません。
我が子の真っさらな尊厳に対し嫉妬に狂い、
我が子から取り返そう取り戻そうとする。
その方法は…
我が子の人生・価値・尊厳を
洗脳と共に巧みにコントロールし、
尊厳と時間を奪い吸い取ってしまうのです。
ニートと呼ばれる子の誕生プロセスもこれです。
なので、
親に尊厳を吸い取られ潰されてきた子には、
人格も育たず、
社会で何も出来ない人生になるのです。
この親は、子供がそうなっていても何も困りません。
尊厳という時間と命を吸い取り続けているのです。
子もまた、それが親孝行だとなって、
恐ろしい共依存が成立しているのです。
 
統合失調症
重度のアトピー性皮膚炎
摂食障害
食物アレルギー
対人恐怖症
感情障害
原因不明のその他の病いすべて
et cetera
 
尊厳の無き
取り戻せぬ時間。
恵まれぬ家庭事情から
子供の時間と尊厳を奪う。
 
社会も尊厳無き
時間と命の奪い合い。
 
じっくり
現実と事実と理由を
時間をかけて対峙する。
これが尊厳の底辺(ベース)です。
 
尊厳は、尊く厳しい。
苦しく、悲しく、淋しく…孤独です。
『自分の尊厳は自分で持ちなさい』です。
どれほど豊かなことか。
 
 
サイキックの眼  ヤマモト・コージ