LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

『我慢の壁』

2012-12-21 00:00:00 | サイキックの眼

   

『我慢の壁』


ガマンについて。

カウンセリングのご依頼を通して、ひとつの大きな壁を見いだせます。
僕は透視《サイキック》により、そのかたの本当の姿(魂)を視ます。
すると普段の外見とはかけ離れた魂をまのあたりにするのです。

「本当の貴方は〇〇〇な方ですから、カクカクシカジカな道を歩まれる方が向いている」
 
そうお伝えしますが・・、
「無理でしょう?」
というような返答をされるケースがあります。
年齢や経歴・・経験と現在の環境から考えられるのでしょう。
平たく言えば・・気持ちと実生活が一致しないことが悩みとなりますので、それを一致することが悩みの原因解消になるのですが。
どうも多くの方が『我慢の壁』を持っておられるのです。
 
その『我慢の壁』とはナンゾヤ?・・というのをカウンセリングでお話しするのですが、勿論すべての方々がその壁の存在を知りません。
知らないのではなく・・、厳密には壁の存在があることが当たり前の自己感覚なので、自分では解らないのです。
 
中には、『我慢の壁』を認識し、壁となるトラウマなど束縛要因を解放する直前までいくのですが・・一気にリバウンドし、更に厚い壁を持とうとする場合もあります。
どうも・・本当の自分の気持ちを認めたくないのです。
認めてしまっては、大変なことになるようなのです。


『我慢の壁』とは、おおきく分けて二通り在ります。
①他人から与えられてしまった壁(我慢)。
②自己を守る必要があった為の防御壁。


②は、虐待などから自分の精神と肉体を守る為に、見えない防御壁意識をもつのですが、それが当たり前になってしまったまま人生を送るうちに、その壁が逆に人生を息苦しく・・不自由にさせてしまうのです。
 
①は多くのケース・要因があります。
親が既に何かしらの壁を持っており・・家庭・生活環境・習慣から強いられてしまった我慢が、日々成長し続け・・知らない間に分厚い壁になってしまう。

例えば・・ほんの一例ですが、②の経験のある親が子育てをすると、子供は防御壁を持とうとする因縁壁。
特殊な家庭習慣から我慢を強いられるなど・・、思い当たる方も多いと思います。
怖いのは・・嫉妬から壁を持たせ・・我慢を強いるようにする。
 
で・す・が!!
これらを否定される方のほうが多い多い。
 
どうも・・我慢が絆なのです。
親が我慢しているから・・
自分はもっと我慢しなきゃ・・とか。

いいえ・・美徳ではなくて、
我慢しか絆がないのです
我慢以外に人との繋がりがないのです
我慢だけが愛情なのです
 
愛=我慢
我慢という愛情しか育ってないのです。
我慢という絆・繋がりが無くなれば、人間関係と生活が破綻してしまうからです。
 

以前こんなカウンセリングのケースがありました。
当時30代の女性の子供の頃の話し。
親が教師で、何か家族で決め事をする度に「契約書」を結ぶという。
その契約書には、違反をおかした場合には何かしらの罰があったのだそう。
勿論その決め事は話し合いなどなく、親からの一方的な提言で、反対の余地などない厳しいものだったそう。
この方は、自分の感情と行動のコントロールが出来ません。
自分らしさを取り戻すことが困難で、親に対する罪悪感のリバウンドが相当ありました。
 

もう一つ別のケースでは、幼稚園の女の子供さんをつれた40代の女性ですが。
「この子の考えている事を透視してほしい」
という子供さん同席での依頼でした。
勿論・・時と場合によってはおこないますが、どうもこのお母さん自身が両親と話しをしたことがあまりないことが窺えたので、
「お母さん?子供の時にお人形とだけお話ししてませんでしたか?」
そうお聞きすると、「その通りです」と即答されました。
つまり我が子もお人形と会話するものと思い込んでおられるのですね。
なので「直接お子さんと会話なさって下さい」とアドバイスしました。
お人形が寂しさからの自己維持の為の「我慢の防御壁」になっていたと思われます。
 
 
愛を求め、愛を表現しようとすればするほど我慢が比例し、膨張し続けます。
子育てを始められた方の鬱やパニック問題なども、何かしらの「我慢の壁」が立ちはだかっている。
先ほどのケースを例にすると、子供が泣いてコミュニケーションを求めれば求めるほど、お人形を与えるようになるのです。
自分の防御方法(人形=壁)を与えるのです。
 
愛があって、目標があり、その為に必要な我慢が生じて、目標の壁を登り克服するのとは全く違いますからね。
 
そうではなく・・不本意に与えられてしまった我慢からできた、壁の運命共同体を克服するのが、僕のカウンセリングです。
 
自分を守る為の壁が・・いずれ我慢の壁になり、誰も助けてくれない孤独の巨壁に。
 
我慢の国・日本?!でしょうか?。
 

色々な癒し方法や健康方でも、
我慢の壁はより増していきます。
何故なら健康促進と我慢愛は比例しているからです。
精神疾患で、精神安定剤だけが増えていくのが通例となっているようですが、余計に我慢の素が蓄積されていき、我慢の防御壁は厚く高くなる一方なので、いづれ精神は破綻してしまいます。
因みに・・、苦しみを受け、自己防衛の為の壁を作れなかった方の中に「統合失調症」があります。
精神を分裂させて身を守るのです。
当ブログ内の「統合失調症の原因と完治」を参照下さい。
 

我慢以外の愛と絆を育てないと、
苦しい未来しかありません。
我慢は病気にもなります。
様々な症候群となります。
 
そろそろ本当の自分を生きてみませんか?


サイキックの眼
 山本コージ