魂の輪廻 ～生まれかわり編～
魂の輪廻。
もう何人の方の輪廻の姿を視てきたのか？、数えきれません。
繰り返される魂の時間を、生まれる前に続いている道をたどります。
人によってその真意は様々な世界を持っています。それは終わりなき旅のように・・永遠に続いているのをクライアントさんを通して何度も体験しました。
現在抱えている問題というのは、過去からの延長上のうえにあり、何の根拠もなく今現在があるということは考えられません。
私たちの存在とは・・
自己の魂 父親の細胞 母親の細胞
この３つの細胞や意思が１つに融合して成り立つのです。
この３つの持つ様々な経験と多彩な情報が融合し生まれ出て、新たな人生がスタートするのです。
僕はこの３つの道の時間軸をさかのぼり、得た情報から分析をし、現在から未来への本質の在り方を見出すわけです。
その３つの道の１つ、「自己の魂」を
今回はとりあげてお話し致します。
『私たちは生まれかわるのか？』
実際は様々です。
すぐに生まれかわってくる者もいれば、
何千年という周期で生まれかわってくる者もいる。
それはそれぞれの持つ「意識と念」で成り立っている。
僕の眼から見れば、誰もみな自分で道を決めているのだが・・殆どの人には深層意識すぎて無意識で道を選んでいる、ということになっている。
でも実は、それぞれが持つ魂に蓄積された膨大な情報をもとに未来を選んでいる。
では、透視(サイキック)による前世鑑定例の一部を取り上げ、生まれかわりのプロセスをみたいと思います。
アフリカの貧しいとされる国に生まれる多くの赤ちゃんの中のひとり。
しかし栄養失調から母親の乳房からは母乳が出ない。
しばらくして栄養の取れないまま赤ちゃんは亡くなってしまう。
そしてまたその赤ちゃんの魂は、すぐに同じ国の同じ土地の同じ境遇に生まれようとしてくるのです。
そうして、この土地には同じ輪廻を繰り返す魂が増え続け、進歩がなく・・人口増加だけが進んでゆくのです。
この話しで知っていただきたいことは、赤ちゃんの魂意識は「おっぱいが飲みたい」、これだけなのです。
母乳が飲みたい
母乳が出ない
母乳が飲みたい
そして死ぬ。
するとその魂の意識情報は、「おっぱいが飲みたい」ということのみなので、その少ない情報のみを持って、同じ境遇に生まれかわろうとするのです。
その魂はそれしか知らないからなので、・・まさか地球の裏側には母乳がタワワなお母さん(女性)が居るなんて・・夢にも思ったことが無いからなのです。
つまり魂の意識は、学んで経験したことしか知らないので、そこからしか未来を選べないし・・選ばないのです。
これを日本語で一文字で訳すなら
『 念 』 となります。
今の心と書いて「念」です。
「魂は、経験し学んだことからしか未来は選べないし・・選ばない」
つまり現在の生きている私たちの日常と同じということです。
またこういうケースも。
宗教の教え社会や、または政治・政党という社会に育ち、そのサークルのみで繰り返し生まれかわっている人(魂意識)もいます。
特定の宗教が説いている教えの世界を信仰している方は、ビッシリとそのルールを刻み込んでいるので、やはりその未来しか無く・・同じ境遇に生まれかわってきます。
政治家も同じで、生まれかわる度にルールだけ詳しくなり、マニュアル宗教家・マニュアル政治家が更に強固になって・・ゆくゆくはマニュアルありきの中身が空洞化した魂へと退化してゆくのです。
宗教は経典というマニュアルだけを求め・・マニュアルだけを抱いて・・マニュアルだけを愛し・・そのうち経典マニュアルだけが正しくて、隣人は正しくない・・なんて言ったりなんかして・・なのに人殺しは平気だったりします。
そして経典に書かれている良きコト？？は一切実行しません。
政治家もマニュフェストというマニュアル案内を作るのは好きですが・・一切実行しないのです。
いわゆるマニュアル・フェチ？です。
もっと神秘的で崇高な輪廻転生の話しをしたいのはヤマヤマなのですが・・このような現実をもとにしたほうが説得力が備わると思いました。
間違った繰り返しを知らず知らず積み重ねている私たちの魂意識。
色んな角度から学び体験をし、新たな蓄積を持って豊かな魂になることが本質であり、自分自身の基本となります。
アフリカの赤ちゃんの一例から見ても・・、人生を大きく転換させるのはなかなか困難で、考えればできる！やればできる！といっても難しい場合が多いのも、感じてもらえるのではないでしょうか。
何度も生まれかわるなかで・・
「あぁ・・今世はおっぱいがひと口飲めたなぁ、次はふた口飲みたいなぁ」
そういって未来に希望を持ち、一日だけ寿命が延びた喜びを魂に刻んで死んでゆく。
何度も生まれかわり～学び・努力して、長生きできる人生に辿り着いていくと諦めずに、未来を進みます。
そしていつの世か、成長した魂は「長生きできる環境と両親」を自らの意識でしっかりと選ぶ事が出来るようになるのです。
魂の輪廻については、これからもまだまだ綴って参ります。
サイキックの眼 山本 浩二
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