LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

刷り込まれた人格

2019-09-30 06:02:04 | サイキックの眼

      
        
刷り込まれた人格
     
        
余裕もなく…なんの手立てもない家庭では…
子供に対して、よく行われる行為として、
人格をコントロールされてしまうことがある。
     
数年前、子供の教育本みたいなのが
次から次へと新刊が発行され、
子供をより良く教育出来るトレンド・ノウハウ本
なんかが取りざたされてきたようだが…
結局何の役にも立たないで終わっている。
     
親の人生経験値から、そのまま子にスライドするのだから、
そんなノウハウスキルなんぞ、どうにもならないではないか。
それよりも、自分で考えて成長することのサポートをしてあげられればいい。
      
だが…そう簡単にはいかないようだ。
“ 自分で考えて成長する ” !?
それが無い(社会)家庭環境の無限ループ。。。。
    
ただ生きているだけ
自我や人格など無い家庭環境があるのだ。
いわゆる、家族内での“役職”…
長男・次男・長女・次女・跡継ぎ・嫁入り
…などの肩書・役職。
「自分らしく」なんてのは、笑われ馬鹿にされていた時代があった。
     
「自分らしく」なんていうと聞こえは“夢や希望”っぽくていいが…
現実は “ 欲 ” だ!!
誰だって “ 欲 ” を満たしたい。
だがぁ、“ 欲 ” なんてはしたないこと言っちゃダメ…
それよりも
「 世帯の役職としての務めを果たせばいい 」
      
つまり《 自己の“欲”も“人格”…無い 》ワケ。
これが!スタンダードスタイル。
こうやって社会も、人間関係も、成り立たせてきた。
こんなのを我々は生きてきたし…そうせざるをえないし、
そうするのが当たり前だった、そんな時代があった。
“ 欲 ” を毎日毎日抑え続け…
“ 人格 ” なんて言葉にすることすら無いんだわ。
あの人は良い人とか
あの人は取っ付きにくい人とか、その程度だったわね。
( 犯人逮捕後の ご近所インタビューみたいに )
人格の無い者に、人格は語れないわね。
これが人間関係の現実ですわ。
こんなイイカゲンな人間関係で社会を回してきたんだよ。
若い世代の子らに、クズだとか、老害だとか、言われてもしょうがないさ。
正しい “ 欲 ” や、正しい “ 人格 ” から、自我を学びたいんだからね。
      
犬や猫にだって “ 欲 ” もあれば “ 人格? ” もある。
動物達の欲求や性格などを動画で見たりするのが流行っているが…
人間よりも、動物の方に、欲求や性格を見てとれるんだろうね。
或いは、欲も人格もシッカリしている子がいたら…
その子は周りから虐められやすいだろう。
何故なら、欲も人格も成長していない子からみたら…
自我を持った子は、脅威でしかないないもの。
       
     
今日、明日、将来…
どうしていいのかわからない人が多い。
訳のわからない愚痴や
訳のわからない苛立ち
夢も希望も無い?!
それすらもわからなくてウツ気味になる。
そんな人は多い。
それは何故か?
それは…
    
「 欲も、人格も、空っぽだから。」
自分オリジナルの “人格” が無いからなのだ。
“性格” もわからない
 “人格” も無い
このような 親 に…
イイカゲンで都合の良い(悪い?)
“人格” 無き “人格”を刷り込まれてきたからです。
     
“ 人格 ” とは、「 個人として独立しうる資格 」という意味。
そんな洒落たモノなんぞ…なかなか無かったわねぇ。
良い学校へ、良い会社へ、良い結婚、良い家庭。
もう“ 死語 ”?!ですかね?
どこにも“人格”なんて無いわ。
どこにもそんな“既成の資格”が有効な場所なんて無いわ。
     
高度成長からバブル崩壊まで…
親は子供をタタキ上げるのに必死だった。
下流は中流っぽいものを求め…
中流は上流っぽいものを求めてたんだよね。
だけど結果は…
「 個人として独立しうる資格 」…即ち“人格”は無い。
      
中流や上流を手に入れる為に、どの家庭も必死だった。
その為だったら何だってやってきた。
誰の?何の?ご都合?だったのか?
みんな子供のころからの『刷り込まれた “親のご都合”』の為に…
歳をとってから身動きが出来ず…フリーズしているんだよ。
何のご都合?だったのか?
中身が空っぽで、どうにも処分すらできないでいる。
つまり…
“親のご都合”っていう時代遅れの
アプリがインストールされたままの、
時代遅れの古いスマートフォンみたいな。
それをアンインストールも出来ないで…
親の唯一の愛情だと思っているのだ。
もしアンインストール出来たとしても…後には何も残らなくなる。
時代遅れの“親の強制コントロールアプリ”にしがみついていくしかない。
このような状態の人がどれほど多いことか。
      
「親が一方的に刷り込んできた強制コントロールアプリ」
これも、各々の家庭によって内容は様々なのであります。
僕のカウンセリングでは、そのアプリのシステムを時間を遡りながら細かく分析していく作業を行っているようなものだ。
いつどこで、どのような理由で、どのようなかたちで、
どんな方法を使って、親や祖父母らは…子供の神経に入り込んできたのか?
ハッキングしてきたのか?
虐待・無視・タタキ上げ・嘘・恨み怨み…
そして時に…甘い蜜を用いて。
コントロールし支配する方法は、千差万別である。
     
感情も麻痺し
イライラが絶えない
死にたくなる
他者を虐めたくなる
引きこもりになる
他人恐怖症
失敗恐怖症
強迫性障害
このアプリは、病気の宝庫である。
      
「何故?コントロールされなければいけなかったのか?!」
ここから初めて
「何を刷り込まれ?インストールされ続けてきたのか」
ここを見極め
「そのアプリの内容の不条理さをとことん理解し続けて!」
それを認める強さを持つ。
      
そして自分の “ 欲 ” を感じ認め…
“ 人格 ” とは何か?を意識し続け…
自己の “ 資格 ” を持てるようになるまで…
自分との戦いです。
豊かな戦いですわ。
実りを感じるだろう戦いです。
これが本当の “ 欲 ” でしょう。
    
“ 刷り込まれた人格 ” がインストールされていると…
身も…心も…精神も、人生がフリーズし、ダウンします。
       
      
        
サイキックの眼  山本 浩二
     
        
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