大人の会話
オトナのカイワ…
そんなものない。
黙って働いていればいい
黙って親に従えばいい
黙ってルールを守れていればいい
黙って知識を増やせばいい
黙って喰っていればいい
黙って寝ていればいい
黙って。。。生きていればいい。
オトナのカイワって...
する必要がない
出来ない
ただただ、楽して生きていたい。
賛成!
んなわけで、終わり。笑
でも、毎日がこんな感じ。
黙って平穏に暮らせていればいい。
そして、黙って平穏に…もまた難しい?
なかなかマニュアル通りにいかない。
行政はナニをやっとるんだ!、ときて。
国がルールを守れないでどうするんじゃい!、とくる。
「国民の皆様は、何も考えなくていいように平和で豊かな生活を実現し!」
・・・・・。
ここで話しはプツリと途切れます。
毎日続く、毎日の生活感、こんな感じです。
こんな感じで締めくくる毎日。
本当は大変な仕事や、危険な仕事、人の生命に関わる身を削るような仕事に従事している人も大勢いる。
でも、追われるような毎日で、時間がいくらあっても足りない、自分の命すらいくらあっても足りない…、そんな現実が今日も待っている。
もはや、大人の会話なんて存在していない。
ずっと昔からでしょう。
だってさ、ドラマの中の水戸黄門や大岡越前とか、子供じみた問題が村や町で起こっては、オトナ代表?の権力のある主人公が問題を丸く治める。
それが…ひと昔前のドラマに限らず、今なおその永遠のワンパターンを求めているのは変りなく…。
つまりどうもこんな感じです
『 象徴的なオトナが「一人だけ」欲しい 』
例えば
「芸能人の誰々、大人対応に感銘」 とか。
或いは
どの国の、どの宗教性だって、それを完璧な理想の人間として神を崇める。
しかし、崇めている国も民衆も大人の行動は無い。
宗教を携えている事が大人とは言えません。
ドラマも漫画の主人公も、大人対応が出来るキャラクターが解りやすくて、ヒットするかどうかも、主人公の大人対応にみな期待してしる。
では、漫画や小説やドラマの話しの中には「理想の大人」が存在しているということだ。
だから、作家さんは勿論、読者や視聴者だって、それが理想の大人だと知っているワケで…。
いやいや!それは理想。
確かにそうです。
なにも超絶絢爛な人生になる努力をしようと言うのではありません。笑
引きこもりの中年が多い。
昨日も、家族から働けと言われカッとして刺したという男性のニュースが流れていた。
黙って働いてくれればいい、それすら出来ないのか!ってな具合だと思う。
みんな何かが抜けているんだ。
いずれ社会のルールに裁かれることになる。
なにが抜けているのか?
それは今回のタイトル、大人の会話です…。
(なんか寂しい気持ちになるね)
学習に大人の会話があるか?
知識を増やすことに大人の会話があるのか?
行政や学校に大人の会話があるか?
ルールを守り取り締まる警察の仕事に大人の会話があるか?
法に大人の会話が存在するか?
反対運動するデモ行進に大人の会話があるのか?
マスコミとかワイドショーに大人の会話ってあったかな?
宗教に大人の会話が存在しているのでしょうか?
占いや運勢鑑定?とかに大人の会話ってありますか?
では 大人の会話 って?
僕が思い考えたのはこうです。
『大人の会話とは、生きることに対し、誠実な言葉を持っていること。』
今回のテーマは「会話」としていますが、それは仮にです。
言い方を変えてみると
『大人とは、生きることに、誠実さを持っている人。』
生きることに対しての恐怖、怖さ、大変さ、精神的苦しさ。
これに対している誠実な身構えと、経験を知っている、これが大人なのだと思います。
子供は、それを教えてくれる大人が欲しいのです。
僕だって欲しかった。笑泣
動物は勿論、植物類でさえも、子供に生きる苦しさを教えます。
人間は、生きる苦しさに耐えられない大人?が、子供をブツのです。
或いは、子供をブツと罪になるので、小遣いをやって口封じする。
苦しみから逃れて生きるコツ、そんなものはありません。
余計に苦しみが恐くなって、恐怖症に陥り、病気になり、やがて苦しむことになる。
中年のニートが多いのも、自立するのが恐いのです。
なぜなら、何も親から教わってないからです。
大人の会話が、まるっきり無い家庭だったわけです。
生きる為の恐怖を乗り越えなくても良い、ただ年金さえ掛けていれば安心です。
これしか知らない世代社会。
だからこんな大人たちの会話は、年金の話ししかしない、これが大人の会話?
だから中年ニートも、親の年金にしがみついて、世の中の恐怖に震えながら生きるしかなくなるわけです。
大昔なら、「寺に行って出家しろ!」とかあったんだろうが、今だと「行政に行って何とかして貰え!」って言うしかないんだろうね。
『お父さんお母さん、生きる苦しさを教えてくれ!』
『大人の会話が欲しい!』
だれが返事をしてくれるんだろう?
この行政の冊子を読みなさい。
神様の御心にお任せなさい。
この薬を服用しなさい、楽になれます。
心にしみる感動の巨編、ついに映画化。
どれも 大人の会話 ではないのです。
サイキックの眼 ヤマモト・コージ